系統中医学は確実に進化しています。仙頭先生がおっしゃる他人が処方した報告をまねしていてはいけない。系統中医学を新たにつくていかねばならない。土方康代先生がおっしゃる系統中医学は中医学ではない。逆に仙頭先生のお話を聞きこんなん中医学ちゃうわと講演会の途中に帰ってしまった木本先生。みんなそれぞれの中医学です。2001年の系統中医学講座の教科書と2016年の教科書を比べるとすごい進化を実感する。かつてまだ一つしか系統中医学講座がないとき系統中医学講座で年間で一番重要な講義は第一回であるといわれていました。東洋医学の五大特長は整体観、変動・変化、二つの力、流体、層構造とされています。2001年の教科書では二つの力は記載がないというか仙頭先生はわかっておられ省いておられたのだろう。当時は毎年新しいギャグや学問的に新しいものが生まれていました。楽しい講議でした。2001年の教科書は系統中医学には古典のような存在です。標準中医学という医学書院の書物は系統中医学という名でもよかったが日本の漢方をレベルアップさせようと感がられた命名ではないかと思います。生物学・生理学・解剖学をもとに作られた系統中医学講座です、今年の第一回の系統中医学講座少し空席がございました、参加を悩んでおられる方チャンスです。