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重陰必陽、重陽必陰

陰と陽は転化します。陰と陽がさらに進んだ状態が重と極でさらに進展した状態です。漢方の講演会で陰極まれば陽となる。舌診で舌質が赤いのに冷えていると演者の医師がおっしゃったのでご質問させていただいたことがある。真っ赤なを見て陰極まりて陽となる。といって人を納得させるのは妙がある。陰陽は名あり形なし。ひと生まれて形あり、陰陽を離れず。陰と陽の平衡状態は陰平陽秘です。重陰必陽、重陽必陰は中医学の基礎理論の陰陽論の言葉です。度重なる陰は陽に必ず至る、度重なる陽は必ず陰に至る。陰消陽長、陰長陽消という言葉もあります。寒極生熱、熱極生寒という言葉も熱を陽、寒を陰に置き換えるとよいと思います。ヒトがなくなる状態は陰陽離結といいます。陰と陽が離れたら人生は終わりです。陰陽は対立制約の中で発展します。ヒトは生まれた形でありいんよう離れずとも申します。陰平陽秘が陰陽バランスがとれた状態です。「やまない雨はない」のような陰と陽の変化です。そこには盛者必衰の理があります。