気管支ぜんそくの弁証は実症4つ、虚証3つです。実証は寒邪・熱邪・痰邪・気鬱があります。虚証は脾虚・肺虚・腎虚です。哮喘の喘は呼吸困難、哮はヒューヒューです。という音がすることを意味します。肺主呼気、腎主吸気。肺為気之主、腎為気之根となる。という言葉が中国の古典には記載があります。慢性呼吸不全は腎虚です息苦しくて横になれない、深呼吸できない、息切れがひどいのが腎不納気です。アレルギーは腎精の不足がかかわることが多い。気管支ぜんそくの緩解期には腎虚の治療が良いとされています。子供の夜尿症に漢方薬は良く効きます。腎気虚の腎不納気で牛車腎気丸が有効な場合があるといいます。気管支ぜんそくは本虚表実、虚実夾雑とされています。肺は水分代謝と呼吸の臓器です。肺清降為順、肝昇堤為順。津液は動かないと痰飲となる。痰がたまると咳が出る。宣発は体から濁気を排出、水穀を輸布、衛気を体表へ散布する。粛降は清気の吸入、気道の異物を取り除く、津液の精微物質を下へと運ぶ。水穀が脾から吸収され肺で宣散粛降され皮膚に行く。余りは膀胱から尿として出す。肺は水の上限つまり通調水道です。