私はペーパードライバーなので往診を頼まれたら送り迎えをしていただくことが条件です。往診でよくなりましたとご連絡いただきました。片道4500円から5000円もする遠くの方から往診の依頼を受けた。交通費の自費徴収は認められていますから何も問題はありませんが5000円といえばどこまでいけるのでしょうか。眼科には訪問診療の概念はありません。なぜなら主治医にはなれないからです、眼科は手術に力を入れていたので手術は進歩した、その代わり管理料が何もない。眼科には説明の時間が長い私のような医師には向いていません。眼科がなぜ往診から取り残されてしまったか。これは白内障の手術という魔物が降ってわき保険適応されてたからと思います。時の厚生大臣丹羽先生が白内障手術を受けられこんな良いものは健康保険の適応にすべきであるとのご意見で一気に白内障手術は爆発し白内障手術を行う眼科医が長者番付に名前が載った。顕微鏡手術で機会が高いと言って白内障手術はもうかる利益を生む眼科医が急に増えた。いまは眼科を志願する若い医師がいない。在宅医療をしないと昭和20年代のように家で死亡する時代は来ない。