ジクアス点眼液やヒアレイン点眼液の添付文書には6回と書いてある。これは6回さしなさいという意味ではありません。6回まで臨床試験をしたという意味です。6回までの安全性を確認したという意味です。ご存知でしたか?それを服薬指導で誤った説明を受けている方がおられます。点眼薬の服薬指導は案外奥が深い。点眼薬をたかが目薬と思ってはいけません。されど目薬です。添付文書には1回1から2滴とかいてあるもさえある。それをそのまま説明してはいけない。プロスタグランディン関連薬の点眼の指導でも「今日の治療薬」には喘息との関係について触れていません。2滴さすのは接触性皮膚炎のもとです。さらに2回さすと眼圧の上昇を認めます。また、まつ毛が長くなるもとです。眼科医には当たり前でも薬剤師さんには当たり前かというとそうとは限らない。すべての薬についていくことは転職を繰り返すとか何とかしないとありえません。