仙頭正四郎先生を追っかけ新山口まで行ってきました。山口漢方懇話会がユニークなテーマだったからです。休日遊んでも一日、2時間集中して勉強しても一日。この前の静岡漢方懇話会は浜松駅での停電は2時間46分遅れで姫路に無事帰ってまいりました。なんと仙頭先生は順調に東京に帰られたそうです、普段の行いの違いでしょうか、数年前には性差医療という言葉がよく用いられました。男には八味丸、女性には当帰芍薬散、加味逍遥散、桂枝茯苓丸というのが漢方版性差医療です。織部先生も女神散を男性に使う病名がないと嘆いておられました。肝腎同源という言葉があります、男性は腎、女性は肝が先天の本、さらには陰と陽の元が性です。新しく東洋医学に目を向ける方には仙頭正四郎先生を追っかけてほしいと思います。なぜなら系統中医学講座は中医学でないからです。中医学は素問に記載があるかという説明をします。系統中医学講座は生理解剖病理を生かして理論的に解説していただき納得がゆくものです。しかし織部先生も仙頭先生もご講演を何度聞いても理解しきれない奥の深さを感じます。繰り返し学習するしかありません。耳学問ではなく書籍を読まないといけません。