阪急グランドビル26階で定期的に開催される関西MedicalKanpoセミナーは漢方の本質を知るつまり大杉製薬の自社の薬の宣伝がほとんどない貴重な講演会です。近年大杉製薬の講演会は宣伝色が非常に薄くなっている。仁井田りち先生の時などすぐに帰ってしまった方が数におられた。今回の安井廣迪先生のお話も安井先生しかできない貴重なお話です。漢方薬の手帳を見ながら薬を処方する方にはついていけない世界。そんな難しい話なのでゆっくりテープを聞きながら復習しないと無理です。ノートはとっているがレベルが高すぎて質問が出ない。エキス製剤にあるかどうかは関係ない。KR社でも安い廣迪先生は講演されている。北山友松子という昔の漢方医が天王寺の一つ手前の夕陽丘に祭られていると以前から聞く。貧困な方はお金はとらず米を逆に分け与えたそうです。湯本求真先生は大塚敬節先生が附子剤を進めたところ大黄芒硝で攻めなさいといわれたそうです。大塚敬摂先生の有名な歌、術ありて後に学あり術なくて咲きたる花のはかなさ。古人にならって漢方診療を行うのが。医史学。私は系統中医学のように現代医学に矛盾のない新しい医学を開拓する仙頭先生についていきたい。