神戸ユニット漢方セミナーに参加してきました。今日は朝4時50分、余りに大雨なのでタクシー手配をして何とか三宮についたのは7時過ぎ、さんちかのサンマルクカフェがあいていたので一時間半ほど勉強しました。テキストは漢方製剤応用自在のユニット処方解説という書物です。漢方製剤応用自在のユニット処方解説は非売品の書籍です。三島の中川先生の書籍に少し似ているといえば似ている。違うといえば全く違う。今日は漢方製剤応用自在のユニット処方解説の著者である秋葉哲生先生の講演を拝聴しました。10年ぐらい前に大阪でシリーズもの講演をされ厳しい質問を浴びそこから新しい漢方を生み出されたそうです。浅田流記憶術というのをご首魁くださった。名医浅田宗伯の弟子は浅田宗伯が指示した漢方薬の処方を競って作る必要があり抑肝散は柴苓朮甘、川に釣りして帰ると興亜英生薬を覚えたそうです。人参と黄耆の組み合わせをユニットと秋葉先生は名付けられた。漢方エキス製剤で黄耆が最も多いのは補中益気湯ではなく防己黄耆湯、同様に人参は清心蓮子飲が一番多く竹茹温胆湯が一番少ないそうです。量は役割によって変わるそうです。またにんじんは中を守り黄耆はそとを守るそうです。漢方エキス製剤150種類の中で甘草が入らないのはツムラで33ツムラ以外で5処方、利水作用の方剤を中心になっているそうです。したがって甘草が入っていない処方とごうほうするときにはよく考える必要があるそうです。昔効いた秋葉哲生先生とは全く異なるお話でした。