咳嗽は五臓の肺の病気。感冒はまだ肺に入らぬ表証です。西洋医学では表証と肺の病は分けて考えないと思います。温病の風邪には上焦風熱は銀翹散、熱多寒少は葛根湯加桔梗石膏、身熱発疹には升麻葛根湯、傷寒論のかぜ(風寒証)太陽系は麻黄湯、表寒裏水には小青竜湯、傷寒内犯胃腸には葛根湯、太陽病中風には桂枝湯、少邪残留、無汗搔痒には桂麻各半湯、表裏両感証には麻黄附子細辛湯さらには少陽病には小柴胡湯、小柴胡湯加桔梗石膏、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯、竹じょ温胆湯、胃腸炎型感冒にはオウゴン湯、黄連湯、桂枝加芍薬湯、桂枝人参湯、気滞感冒には香蘇散、陽虚感冒には麻黄附子細辛湯、経絡中感には五積散そして頭風に川芎茶調散と高山宏世先生はポワーポイントのスライドに記載しておられる。これだけまとめてあるのは覚えるだけでも役に立つ、そのうちゥ使いこなせるようになる。東洋学術出版社の赤本・青本・黄色本をよめばますます充実する。