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BUT短縮型ドライアイ

薬とともの医学は進歩するといわれた先生がおられた。お名前は忘れた。薬屋さんの回し者かと思ったが必ずしもそうではない。今ドライアイの点眼治療が大きくかわっています。いや変わるかもしれません。ムチンを分泌する目薬がだんだん注目を浴びています。ムチンは角膜を栄養しています。一方、BUTは色素が角膜上で破たんするまでの時間です。10秒以上が正常です。いま注目を浴びているのがBUT短縮型ドライアイです。そしてこの治療に有用なのがムチンです。ジクアス、ムコスタという点眼液です。ドライアイがなおるかとの質問を最近たくさん受ける。DPP-Ⅳ阻害薬で糖尿病が治るといわれたが、今度はドライアイがなおるあまり期待が大きすぎるように思う。不登校の子供に大きな期待をかけてはいけないのと同じで大きな期待をかけたり、かけられたリスことに対し戒めなければならない。