小児の食物アレルギーは必ず治るものではありません。しかし食物アレルギーの中でも治りやすいものがあります。或いは食物アレルギーを持つお子さんも食べられるようになります。具体的には寛解導入しやすいものは鶏卵、牛乳、小麦、大豆アレルギーです。一方寛解導入しにくいものはそば、ピーナッツ、甲殻類、青魚等が代表です。さらにはどのような患児が寛解導入しにくいのでしょうか?他のアレルギー性疾患を持つ、複数の食物アレルギー、アナフィラキシーの既往ピークのIgEが抗体が高値を示すことなどがあげられます。検査としてはHRTは特異度に優れ、プリックテストは感度が高い。