小児アレルギー疾患にはどのような特徴があるでしょうか?癌がないのは大きな特徴です。癌は無いことはないが極めて稀です。アナフィラキシーと気管支喘息を除いて死亡することも極めてまれです。小児気管支喘息死亡率は十万人当たり0.2人です。スギ花粉症は4歳未満でも見られます。つまり低年齢化が進んでいます。スギIgE抗体は乳児で1パーセント、1歳児では10パーセントが陽性、幼少児では男が女に比し罹患率が高く、思春期には同率になります。以後女性がやや高くなります。小児アレルギー性鼻炎は200パーセント喘息を合併する。小児ぜんそくは80パーセント鼻炎を合併します。小児アレルギー性鼻炎はハウスダストやダニが原因であることが多い。年齢とともにスギ花粉が増加する。また最近、スギ花粉は低年齢化している。自然に治ることはなく治療期間は長く効果発現に時間を要する。