処方した漢方薬が著効するととてもうれしい。一方、どんなに処方を変えても合わない人にはあわない。「仏の顔も三度まで」というが漢方の処方に三度目はないというのが常識です。二回目に合わないと受診されません。漢方薬の良いところは西洋薬にない効果を発揮することがあることです。副作用はいっぱいあります。そして、西洋薬が効かないから漢方薬でも試してみようかという人は漢方薬に最も合わない体質です。アレルギーを漢方薬で治癒させたいという人多く来院される。しかし、体質改善とは体力をつけること、つまり運動が不可欠ではないでしょうか?スギ花粉症の方の体質改善は減感作療法が最も考えられます。漢方薬といえば体質改善というのは誤解である。