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HPV関連疾患

ガーダシルは新しい子宮頸がんワクチンです。HPV関連疾患である子宮頸がんのみならず尖圭コンジローマや膣上皮腫瘍にも有効です。思春期女性を対象とする初のがんワクチンです。HPV11と6型に効果を示します。単純に考えHPV関連疾患は同じ料金なら子宮頸がんワクチンの世界で120か国以上承認され70から80パーセントのシェアーを占めるガーダシルが優勢になる。今日は連絡がなかった。

脂質代謝

生活習慣病教育の3番目です。脂質の話です。いまだにはっきりしないところです。中性脂肪のエビデンスは不足しています。150以下を目標としますが?。LDLをさげると冠動脈疾患のリスクが下がることに違いない。

糖尿病

教育により血糖の厳格管理の功罪ですがレガシー効果を早期血糖厳格管理で認める。多数のインスリン導入に成功すれば8200円という高額の指導料や管理料が医療機関に入る。糖尿内科はもうかるというのが通説です。低血糖で運ばれる患者は少なくない。QOLを落としてまで血糖を下げることは疑問視され始めた。ACCORD,ADVANNCE,VADTで厳格な血糖管理は生命予後にかんけいなく重症低血糖のリスクが大きいことが分かった。発症早期の高血糖状態の記憶「メタボリックメモリー」が注目されている。AGEが悪いという説もある。1度形成されると以後良好な管理を行っても無駄になる。血糖値に追われまくり医学的目標を達成するより残りの人生をどういきたいかである。脂質管理や血圧管理など退院し介入の方が簡単で効果が認められる。自分の人生は自分で決めたらよい。Hbの値よりも絶対よい。

高血圧

高血圧の厳格管理の功罪をまとめると高齢者は収縮期血圧140と拡張期血圧90未満、糖尿病は収縮期血圧140と拡張期血圧80未満、心筋梗塞後も糖尿病と同様の方向で緩和すべきとされている。高齢者や糖尿病患者では今までよりも緩徐に血圧コントロールする時代になっていくであろう。

厳格管理の功罪

生活習慣病に対して管理目標値が低ければ、低いほどよいというのが1990年代から普及し続けてきた。大規模臨床試験で血圧や脂質の降下療法の有効性を示す結果が蓄積してきた。その結果低血糖や過度の降圧で転倒や骨折を招いた。患者にとって不利益なことが増えた.厳格な治療に私も疑問をもっていた。冠動脈疾患のLDLや若い糖尿病のHbAは下げた方がよい。これは誰でも同じと思う。大規模臨床試験の結果ヘモグロビンA1を6.5以下にすれば合併症が減少することが覆ってきた。心血管エベントの発生や総死亡率に優位さがなくなってきたのである。