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メノエイドコンビパッチ

メノエイドコンビパッチは経皮吸収卵胞黄体ホルモンです。血栓と発癌のリスクが高くなります。汗をかきやすい人、ほてりやすい人に用いるパッチです。更年期の症状を改善させる卵胞ホルモンと子宮体がんを予防させる黄体ホルモンがあります。漢方の方が安全ですがホルモン療法の方が手っ取り早い。このうえにカルナクリンを追加するとよい。

アトピー性皮膚炎とフィラグリン遺伝子異常

昨年の夏にも書いたが患者さんに質問されることがなかったのがフィラグリン遺伝子変異です。フィラグリン遺伝子異常と言ってもアトピー性皮膚炎とそんなに関係するとは思われなかったと思いもう一度書いています。フィラグリン遺伝子異常は皮膚バリアー機能の異常です。2006年尋常性魚鱗癬の遺伝子として発見され同年にフィラグリン遺伝子異常はアトピー性皮膚炎の30パーセントにみられることがわかった遺伝子異常です。filament aggulgating proteinをフィラグリンといいます。フィラグリン遺伝子変異は10人のうち4人は発症しません。10人おられたら6人に発症します。

アトピーの乳幼児の掻破

アトピー性皮膚炎は幼児期までに80パーセント発症します。乳児期に重症ならアトピー性皮膚炎は治りにくい。アトピー性皮膚炎の乳幼児を持つお母さんにとって一番ストレスなのは子供さんがひっかくことだそうです。どんな時にひっかくか?ではどんな時にひっかくのか?入浴時が一番で、寝るとき、気分不安時、ボーっとしているとき、食事をとっているときの順だそうです。抱っこ遊びしているときにはかきません。体温が上がるとかゆくなるのはよくあることです。二重手袋やテープ固定、頭や首を氷枕で冷やす。手袋は賛否両論あります。

乳幼児アトピー性皮膚炎

乳幼児のアトピー性皮膚炎の方にステロイド外用薬を塗ることをお勧めすると断られる。副作用は現実にある。誰も塗りたくない、そこでわたくしは「コツを覚えて副作用を回避しよう」ということにしています。適当は強さのステロイド外用薬で火事を適切に消火しましょうということです。首から上はⅣ群、Ⅴ群をガイドライン上使用することになっており配慮していることを伝えることだと思います。重症例はプロアクテイブ療法、軽症は保湿をしっかり行います。