越婢加朮湯エキスを花粉症の治療に応用することは中医学の世界ではあたりまえになって久しい。しかし、これをEBMにすることは大変なことです。時間にお金もかかります。しかも越婢加朮湯は漢方薬の中でも味が悪い。しかし、確かにきく。有効性は間違いない。麻黄と石膏を合わせると炎症を抑え、利水作用が生じる。朮は蒼朮は利水、白朮は補気と理気利水の働きを増す。確かに関節リウマチにも使える。アトピー性皮膚炎のジュクジュクした者にも使える。アレルギー性鼻炎ではなみずがたくさん出る人の炎症を抑え水を裁くのにも応用できる。Nの特進クラスに共通以外に応用の試験問題のようなものです。製薬会社の手帳漢方つまり病名漢方にもよさはあるが応用できる漢方エキス製剤の使い方があることを知っていただきたい。