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眼科はなぜ予約制ではないか

眼科はなぜ予約制の診療をしないか。開業以来予約できますかというご連絡をいただきます。しかし姫路市内を見渡したも眼科は1件を除いて約診療していません。近隣の市町村を見渡したところコンタクトレンズ診療以外で予約診を実施しているところがあった。コンタクトレンズ診療を予約制にするとITに強い若年層が予約を支配してしまうという危険性がある。ご老人にやさしくないクリニックのイメージが定着する恐れがある。昔のように老人のサロン化した眼科はすくない。めがねの処方箋や視野検査、初めてのコンタクトレンズの指導など時間がかかるケースと再診ではおひとりあたりの時間が大きく変わる。雨が降ったら来られないかもわからない。暑くても寒くても何の連絡なく来られないかもしれない。病院のように2時間も3時間まってはもらえない。30分まったら帰ろうか?まだとかいろいろ難しい。学校から帰ってくのが16時です。それから来られると16時代に混み合うののは見えている。

網膜中心静脈分枝閉塞症

5月に多い病気といえば何を思い浮かべるか?わたくしは網膜中心静脈分枝閉塞症を思い浮かべます。網膜中心静脈分枝閉塞症は多い年で7眼から9眼の治療経験がある。原因は高血圧症が多い。眼科臨床医報の鉄欠乏性貧血が原因で発症した網膜中心静脈閉塞症の報告をした経験がある。しかし、中高年以降になると高血圧が原因となることが多い。そして、この病気は一度よくなるが高血圧の治療をしっかりしないともう片方の目に発症したことも経験した。五月は意外と温度差が多い。今年の五月もそうだ。あわてなくてもよいのにあわててしまうそんな病気が網膜中心静脈分枝閉塞症です。まずは血圧の治療です。早朝高血圧の可能性はないだろうか?血圧は生き物です。絶えず変化しています。予後がよいだけに原因をしっかり究明し治療してほしい。今日の姫路は晴天です。天体観測にはもってこいです。