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テネリア

テネリアは生活習慣病の中でも最も怖いⅡ型糖尿病のくすりです。テネリアは糖尿病の薬の中でDPP-Ⅳ阻害剤に分類されます。DPP-4阻害薬はすでに4種類発売されています。DPP-Ⅳ阻害薬は陰クレチン関連薬と言われています。テネリアは一日一回投与の半減期は約24時間の薬です、SU剤やチアゾリジン系薬剤に併用可能です。糖尿病の患者さんは多剤投与の片が多くいらっしゃいます。2型糖尿病の患者さんに有効です。いままで朝服用すると夕方には効かなくなるという話もありましたが半減期24時間なら大丈夫でしょう。良質なHbA1cつまり体重増加をきたさず低血糖を引き起こさない状態を期待しましょう。まもなく発売です。一年間2週間に一回受診しないと薬がもらえません。

八月が来るたびに

「八月がくるたびに」という本を読んで読書感想文を書いたのが小学校4年生の時だった。毎日新聞の「わが家のいちょうの木」というタイトルで文章が載ったのは小学校三年生の時でした。8月が来ると宿題しないと大変だと学生時代はいつも思った。予備校時代は夏季講習を受けるとあっという間に夏休みが終わっていました。下のこどもが今年の夏休みの最後の宿題と言ってリコーダーの練習をしていた。私はお盆までに宿題が終わったことは一度もなかった。今は陶芸教室やなんやら宿題ができるようになっている。近頃大変暇になってしまいました。おかげでレセプトも終わりです。保険請求が厳しくなり数か月たちました。おかげで優秀な事務員さんも入りスムーズに終わりました。もう一人おられたらよいのになあというのは贅沢でしょうか?西川病院の話が患者さんからありました。一部の木は書写のお寺に寒いときに移植してあります。参拝されたら植わっているかもしれません。私にとって八月は宿題、当直など楽しい思い出は少ないです。お寺と病院してたら旅行などとんでもない。お盆の棚経で黒い衣を着ると汗だくでした。

糖尿病薬の副作用

糖尿病薬の副作用って何が思いつかれますか?ビグアナイド系は胃腸関連の副作用、SU剤は長期持続しないこと、DPP-4阻害薬は血糖降下作用が限定的、アクトスは体重増加、心不全、膀胱がんのリスクの上昇、骨折、αーGIはガスが出るなどの腸の不快感、GLP-1作動薬は注射のみで内服薬がないことです。どんな薬も副作用があります。そばだってアレルギーで死ぬこともあります。

ネシーナとアクトス

ネシーナとアクトスはともに武田薬品さんの糖尿病のお薬です。ネシーナとアクトスの合剤をリオベル配合錠と言います。武田薬品のアクトスはアメリカでジェネリック医薬品におされ、さらに日本では膀胱がんリスクで大変な苦戦をしています。と日本経済新聞に昨日掲載されていました。一方、ジャャヌビアとグラクテイブはネシーナと比較してすべての薬と併用可能です。インスリンと併用可能です。ネシーナを飲むと大体HbA1cは1から2下がります。「何の努力もしてないで」とおっしゃいます。DPP-Ⅳ阻害薬はそのDPP-Ⅳ阻害の選択性に大きな差がありいちばんDPP-4に特異的に働くのがネシーナです。DPP-Ⅳはひとの脂肪細胞から出るアディポネクチンです。また、DPP-Ⅳは脂肪細胞や骨格筋細胞においてインスリン抵抗性を惹起する。アクトスとネシーナを併用すると脂質代謝を改善します。アクトスとネシーナは膵臓のβ細胞を保護します。糖尿病自体が発癌リスクを高くするという報告もあります。