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人参湯が咳喘息に有効だった

夏になりアレルギーが一気に悪化した子がいます。小学一年生です。気苦労もあるでしょう。じんましんが出る、喘息が発症する。そこで何を考えたか?まずはダニアレルギーです。RASTにて陰性です。クーラー冷えということは無いか?子供の場合漢方といってもあまり異常がない。くすぐったいぐらいです。脈や舌も変化ないのが当たり前です。クーラー冷え、アイスクリーム冷え。そこで単純に乾姜が君薬である人参湯を処方しました。大当たり。珍しいヒットです。飲ませ方はカプセルに入れる方法です。お母さんも協力的です。名前は人参湯でも君薬は乾姜です。しょうがはひねではあまり温まりません。乾姜は温裏薬です。おなかを温める薬です。人参は佐薬です。乾姜を助けます。どうも人参湯というと元気が出る薬と誤解されやすいが人参養栄湯は気血を補います。人参湯はおなかを温めます。じんましんはまだ解決していません。じんましんは補うばかりではなく祛風など祛邪の概念が必要ですか。

網膜剥離

最近網膜剥離の患者さんが続きます。一般に網膜剥離は裂孔や円孔が作られそのあと打撲等の誘因が加わり発生すると考えられています。前兆は飛蚊症や光視症です。剥離が起こると黒いカーテンがぶら下がってきたとか黒いカーテンがぶら下がってきたといわれます。視力が矯正して見えるかどうか?これはご本人にはわかりません。単にメガネが低矯正なら良いが自己判断ではわかりません。高度近視は網膜剥離の一番の危険因子です。高度近視の方はメガネは緩く、めがねの度数を上げると見えると考えている場合が多いようです。コンタクトレンズは遠方が見えるように合わせることが多いと思います。だから単にコンタクトレンズやめがねの度数の問題と考えるのも無理がありません。おひとりは約一年「度数が弱いめがねをかけているだけ」と考えていたそうです。怖いな網膜剥離。最後は逆です。コンタクトレンズが汚れていたため視力低下を起こしていました。さらのレンズに変えると見えました。2年ぶりの眼科だそうです。いろいろありますがコンタクトレンズをかえて見えるならよかった。

エピペンの管理

エピペンの管理はどうされていますか?説明書には15から30度で冷所保存と書いてあります。つまりエピペンは車のバンパーや冷蔵庫の中はいけないことになります。なぜいけないのでしょうか?エピペンつまりアドレナリン自己注射器は精密に作られています。いざという時に針が飛び出さなければ何の意味もありません。そこでエピペンのまわりの温度差が大きな問題になります。温度差でエピペンという器械が壊れる可能性があります。エピペンの主成分であるアドレナリンは40度で放置しても大丈夫ということです。冷所保存といってもいろいろです。