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アナフィラキシーショック

アナフィラキシーショックとアナフィラキシーはどう違いますかとの質問を受けました。アナフィラキシーにはIgEを介するものと介さないものがあります。厳密にいうとショックというからには血圧低下、顔面蒼白、頻脈時に除脈もある、冷汗もあります。呼吸器症状、皮膚粘膜症状、循環器症状、消化器症状いろいろあります。アナフィラキシーは蜂にされたり、感作された食べ物をたべたり、造影剤の注射を打ったりアナフィラキシーショックに至る原因は様々です。治療はアドレナリンつまりエピネフリンの注射です。筋肉注射です。これを自分で打つのがエピペンです。ステロイドは昔は帰ってから2峰性でもう一回血圧が下がるからうつというスタンスでした。現在は早期、晩期いずれでも有効とされています。しかし、第一選択薬はアドレナリンです。アドレナリン自己注射器がエピペンとして普及しつつあります。

人工涙液

人工涙液とその仲間の目薬についての話です。ソフトサンティア点眼液は従来、塩化ベンザルコニウムが入っていない一番安全な目薬とされてきました。しかし硼酸が高濃度に入っており角結膜障害を高率に起こすことが指摘されているようですね。ソフトサンティア点眼液を用いるとイオン性ソフトコンタクトレンズを変形させるという学会報告もあります。塩化ベンザルコニウムだけが悪ではなく代わりに何か入っている。マイティア点眼液は塩化ベンザルコニウムアレルギーさえなければというところのようです。代替え物質がもっと悪い事するかもしれないと考えないといけないようです。確かに女性中心に塩化ベンザルコニウムアレルギーで目の周りが赤くなる人多いです。水道水で目を洗うと角膜にキズが入る。だから、プールの後は洗眼はしない時代になってきています。何がよいのかわからない時代です。人生と同じで栄枯盛衰の理です。新しい眼科ができれば古い眼科はすたります。