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ルンバが来た

「ルンバが来た」と以前書いたらよく検索がかかります。「ルンバ ダニアレルギー」という検索キーワードです。使い勝手はよいのですが吸引力はまだまだ発展途上です。ダニアレルギーには効果不十分です。結構肉眼的に見える埃が落ちておます。しかし、子供に自分でお掃除する習慣を養うにはよいかもしれません。ルンバが一番良いのは巻き上げたダニの屍骸つまりハウスダストを吸い込まないことです。ダニ・ハウスダストの粒子は大変小さい。10月は喘息発作が大変多い月です。掃除機による掃除が不可欠ですよ。柿が赤くくなれば医者は赤くなるといいますが毎年10月は大変落ち着いています。姫路の眼科は10月はひまなようです。全国的にも11月は眼科が暇な月です。

インフルエンザのくすり

インフルエンザの薬で昨年用いたものはラピアクタとイナビルです。ラピアクタは30分の点滴です。小さなお子様でも確実に血管の中に投与可能です。イナビルは薬剤師の指導力が大きい。近くの保険薬局へ行くと指導してもらえなかったとのことで戻ってこられた人がいた。吸入薬は喘息でも同じですが薬剤師さんの服薬指導力が大きくものを言います。吸入にはコツがあります。さて漢方の麻黄湯はいかがでしょうか?ウイルス感染のすべてのサイトカインストームを抑える力があります。葛根湯に比べサイトカインストームの抑止力が麻黄湯の方が強いとされています。葛根湯によるインターロイキン12は肺炎抑制効果があるそうです。しかし、漢方でインフルエンザ脳症を抑えることができるか発熱による熱性けいれんのリスクを高めることは無いか?しかし、有熱期間は抗インフルエンザ薬と漢方薬では同等であることが知られています。さらには麻黄という生薬には抗ヒスタミン作用があり鼻汁も改善します。昨期のインフルエンザは咳が止まらず困られた方が多かったと思います。カフコデより漢方薬のほうがよかったかも?と思います。EBMばかり気にすると漢方が漢方らしくなくなってしまいます。「インフルエンザ予防接種料金 2012年姫路 一番安いところ」と検索されていましたので同じように検索しましたところうちがでてきましたよ。

予防接種の同時接種

予防接種は何処にうちますか?上腕伸側がお勧めです。上腕後外部下3分の1の部分皮下注がおすすめされています。当院でもここに接種しています。大腿前外側や上腕では三角筋への接種も勧められています。わたくしは4か所上腕に接種したことがあります。しかし、海外渡航等急ぐ利用がないときは単独接種をおすすめしております。そういえばエピペンも大腿前外側だそうです。自分で接種するには大腿前外側のようです。話は変わりますがうちの子がインフルエンザワクチンを接種すると接種部位が赤く腫れます。そこでシリンジに入ったインフルエンザワクチンを接種しました。。チメロサールという水銀化合物が含有しない製剤です。しかし、腫れました。妊婦さん用に開発されました。昨年はほとんど流通しておりませんでした。ご希望の方は予めご予約ください。先日から来年春の海外渡航の予防接種の予約が入りはじめました。A型肝炎、破傷風トキソイド、B型肝炎、日本脳炎の4種類です。A型肝炎、B型肝炎は0,1,6か月の三回うたなければいけませんのでまず優先でしょうか?

眼科漢方とEBM

EBMはevidence based medicineの略です。眼科漢方でEBMがあるものは「アレルギー性結膜炎に対する小青龍湯」ぐらいと思っていました。アレルギー性結膜炎に対する小青龍湯の有用性のEBMはダブルブラインド試験で確認されたと思っていました。しかし、実際は小青龍湯にはアレルギー性結膜炎のEBMはありませんでした。びっくりです。眼科は外科です。眼科で手術すると利益を生みます。漢方なんていくら勉強したって利益は生みません。しかし、患者さんに喜んでもらえることがあります。眼科にも保険適応の漢方薬はあります。眼科で縦覧突合検査を受けて絶対に査定されない漢方薬は結膜炎に葛根湯、先ほどのアレルギー性結膜炎に小青龍湯、眼精疲労にクラシエ桂枝加竜骨牡蠣湯、翼状片にジュンコウ越婢加朮湯の4処方です。先日お話ししました分担の本を書くのに調べてわかったことですがジュンコウ越婢加朮湯のみが翼状片の保険適応を有しています。クラシエ桂枝加竜骨牡蠣湯のみが眼精疲労の適応を有しています。眼科漢方や漢方眼科の道は険しい。そりゃアレルギーの方が有効な場合が圧倒的に有効です。アレロックやステロイド含有のセレスタミンを漢方単独治療にしたことは少なからずある。