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再審査付箋

今月は国保連合会から再審査付箋が届きました。24年3月分です。再審査付箋とは一度審査してだめ。もう一度審査してどうなったかという結果表です。患者の皆さんが3月に診察に来られ終わったと思っておられるようなことを今ごろ議論するのが保険診療です。医療事務をして初めてわかる世界です。再審査とは保険診療で皆様が3割を窓口で押支払い頂きました残りの7割が振り込まれるかどうかの世界です。意外や意外ですが眼科は外科です。拡大解釈して使う薬が多く存在します。或いは効能を解釈して使わなければいけません。解釈の問題です。糖尿病網膜症は兵庫県では特定疾患として認められています。このように都道府県により保険診療は異なります。糖尿病網膜症は糖尿病が原因で発症する眼底出血です。従いまして、血管強化薬であるアドナやタジンの内服は認められているはずです。しかし、3月のタジンが査定され再審査請求でも認められないかもしれません。今月の15日以降に結果はわかるそうです。ほとんど誤りがないのがわたくしのクリニックの保険請求です。

麻疹・風疹ワクチンの2期

毎年ですが麻疹・風疹ワクチンの2期の時期です。姫路市では11月15日に小学校の新一年生の説明会があります。それまでに麻疹・風疹ワクチンというをという方が増えて参りました。インフルエンザワクチンの予防接種をしたいし麻疹・風疹ワクチンも接種したい。麻疹・風疹ワクチンを先に接種したいしかしインフルエンワクチンが接種できない。だから、インフルエンザを一回接種してから麻疹・風疹ワクチンという人が多い。11月15日に接種できていなくてもよいと考えるお母さんがこちらのクリニックでは多い。「2歳ですが不活化ポリオワクチン単独の問診票がきません。」と電話いただいた方、1歳から5歳のポリオワクチンを一度もうたない方11月2日に予診票発送と保健所のホームページに書いてありますよ。接種できるのは連休明けですね。もちろん他県にひこっしても大丈夫です。三年間は56日ルールは適応外らしいですよ。

四種混合ワクチン発売されましたが

昨日、四種混合ワクチンが発売されました。クアトロバック皮下注シリンジとテトラビック皮下注シリンジです。納品されたのはHibと肺炎球菌ワクチンをうっている方の分のみです。8月の段階では足りる或いは不足しないという話でした。10月にHibと肺炎球菌ワクチンを接種された方の分は確保できました。テトラビック皮下注シリンジは2本入りです。箱を開けると二本入っています。普通三回うって初期免疫をつけますからなぜ二本セットなのか不明な点も多い。クアトロバック皮下注シリンジは一本入り、テトラビック皮下注シリンジはなぜ2本入りなのか?それにしても四種混合ワクチンはどこにあるのでしょう?

本当は怖いドライアイの話

今日10月31日は「本当は怖いドライアイの話」という興味深いタイトルのインターネット講演会でした。車に乗らないわたくしにはぴったりです。BUT短縮型ドライアイにはムコスタ点眼がよい。ムコスタ点眼は最大4回までさすことができる点眼液です。ドライアイは老若男女誰でもかかる病態です、一方ドライアイはマイボーム腺の異常と大きく関係する。マイボーム腺は上のまぶたに25本、下のまぶたに20本あります。まぶたの皮膚粘膜移行部に位置します。マイボーム線は油成分を分泌します。ドライアイは慢性疾患で眼不快感の原因となる多因子疾患です。まぶたを洗う時はぬるま湯で洗いまぶたは横向きにマッサージするそうです。マッサージには血流改善も期待しています。眼科で攝子で圧迫するのもよいとのことでした。タバコとカフェインはなみだの分泌とどのように関係するでしょうか?カフェインは涙を分泌するそうです。一方、アルコールはBUTを短縮するそうです。論文になっているそうですよ。これは私も感じていることですがうつ病とドライアイの関係です。特に抗鬱剤を服用中の方にムコスタは大変有用です。関心のあるジクアスとの併用ですが有効なこともあるそうですが詳しくは不明だそうです。