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しもやけと漢方薬

今年は早くもしもやけの方がお越しになっております。しもやけ治療は西洋医学ではヘパリン類似物質の外用とユベラとか循環改善薬の組み合わせです。漢方薬で体を温めることをお考えいただいてはいかがでしょうか?漢方薬にしかない味が出るのがしもやけです。温める働き例えば補腎陽、循環改善つまり瘀血の改善、気の流れの改善など西洋薬にはない体を温めるという面白い働きがあります。養生としては香辛料を多くとり果物のように水分が多いものを控えることです。毎年冬になるとしもやけ用の漢方を希望する或いはしもやけ用の漢方への変更を希望する方がおられます。長い方は十年くらい続いている方もあります。昨日朝から空腹で特定健診の方が来られるというので暖房をつけて帰りました。今朝、暖房の室外機を見ると凍っていました。本当に明け方冷えているんですね。

チメロサールフリーのインフルエンザワクチン

チメロサールフリーのワクチンがふえています。日本脳炎のワクチンは2社ともにチメロサールフリーに変わりました。四種混合ワクチン、三種混合ワクチン、イモバックスポリオワクチン、ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチンなど数多くなりました。チメロサールとは水銀化合物です。先日は第一三共のチメロサールフリーインフルエンザワクチンを6か月の妊婦さんに接種させていただきました、昨日はMSD社のチメロサールフリーインフルエンザワクチンが入ってきました。昨日「じんましんがでてどこでも打ってくれない」と電話が入った方のために取り寄せました。じんましんはアレルギーです。そういえばアレルギー学会専門医試験でもワクチンは出題範囲内です。腕が腫れるのはチメロサールフリーワクチンを持っても改善は無理です。チメロサールはある種の水銀です。水銀入れるの嫌だからインフルエンザワクチンを打つのをやめた医師がいるとの記事を読みました。チメロサールフリーインフルエンザワクチンは0.25mlの三歳以下には使えません。最初から0.5mlがシリンジに入っています。今日のMSD社のワクチンは27ゲージの針がついていました。わたくしが使う針は26ゲージか27ゲージの針です。18時にお越しいただき無事終了しました。じんましんでインフルエンザの予防接種が不応というのも何の根拠があるのでしょうか?100床規模の病院で断られたそうです。「細い針はゆっくり注入した方が痛くない。太い針は速くいれた方が痛くない。」こう考え25Gと26Gを使い分けています。じんましんの方にインフルエンザワクチン何が悪いのでしょう?

ωー3脂肪酸とドライアイ

ω―3脂肪酸はリノレン酸、ωー6脂肪酸はリノール酸です。ωー3も6も高不飽和脂肪酸です。ω―3脂肪酸といえばエパデールであったがEPAとDHA配合のロトリガ粒状カプセル2gが登場すると眼科でドライアイを研究するグループは目を輝かせるかもしれない。ドライアイの予防または治療にω―3脂肪酸が注目されているからです。マグロを週4回食べるとドライアイリスクを20パーセント軽減させるとされています。マグロを週5回以上摂取するとドライアイリスクを70パーセントも下げるそうです。ωー6脂肪酸とωー3脂肪酸の接種日は4対1が理想的だそうです。米国では10対1で接種しているそうです。ω―3脂肪酸は動脈硬化抑制、ωー6脂肪酸は動脈硬化促進に働きます。ωー3脂肪酸はEPAとDHAです。ω―6脂肪酸はアラキドン酸です。