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三千仏礼拝行

三千仏礼拝行は在家の方には全く馴染みがないものと思っていましたが今は一般の方にも参加していただく時代なんですね。三千仏礼拝行は五体投地といい、立ったり座ったりを繰り返します。大変きつい修行です。わたくしは平成3年に研修医が終わり当時の神戸市立中央市民病院で研修医が終わった時期、比叡山の横川にある行院で三千仏礼拝行を行いました。投地ですから膝から倒れていきます。倒れ込む方が楽ですのでみんな修行中で疲れているので膝を痛めて修行を困難にすることもあります。当時まだ30歳くらいでしたがわたくしも普段は運動などしない生活でしたので顔色が青いと先生に心配されました。先生は今は比叡山延暦寺で大変えらい方になられています。厳しい中での優しさがありました。午前と午後500仏の名前を唱えながら立ったり座ったり繰り返していました。そのあと筋肉痛がひどかったのは言うまでもありません。姫路西高の校訓である質実剛健と比叡山延暦寺での修行たいへん似ています。人間外観で判断してはいけません、市内で老人施設を経営されている方がおっしゃっておりました。苦しいときは比叡山の横川での修行を思い出しています。うちの子も修行できたらよいのになあ、もっと強い人格形成ができるのにと思います。

不妊治療前の予防接種

不妊治療前に採血をして風疹の抗体価を調べ風疹ワクチンを接種するのは当たり前のことになっています。風疹単独ワクチン接種に結構お越しになります。普通はそれで話は終わります。麻疹、おたふくかぜ、水痘は接種しなくてもよいかと聞かれました。問診票を見ると確かに2か月間の避妊期間を設けることと記載があった。風疹は先天性風疹症候群の胎児が生まれるリスクを避ける意味があります。しかし、生ワクチンの麻疹、おたふくかぜ、水痘をうったらなぜ避妊が必要か?製薬会社のワクチン専門MRさんにうかがいました。もし流産したら生ワクチンの場合、ウイルス感染が流産の原因ではないかということになります。これが答えです。今の30歳くらいの方はいろいろ抗体価が低いようです。抗体価を測定するには健康保険では調べることができません。自費になります。それなら抗体価を測定することなく接種するのも一つです。こどもから逆に感染症をもらう可能性は十分です。A型肝炎の抗体価を測定するとほぼ40歳以下では抗体はないそうです。自然には抗体はつかないきれい社会の時代です。