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ドライアイ研究会とLipiFlow

東京で開催されるドライアイ研究会の演題を見ていると「LipiFlow」についての演題があります。「LipiFlow」は一回した施術したら持続期間は1年とも3年ともいわれている。まぶたを内側から温める器械です。アメリカでも数か所の限った施設しか施術していない話題の治療だそうです。「LipiFlow」は眼瞼結膜を温め、瞼板腺をマッサージする器械だそうです。ドライアイ研究会へ行きたいなあ。しかし、3月の関西眼疾患研究会も申し込んでいます、3月には生涯教育神戸講座も開催されます。子供の受験も終わりすべて通るかすべて落ちるか?どっちもありかなあ。神のみぞ知る。しんどいなあ。どうしようと悩んでいます。

注目のロトリガ

DHAとEPA製剤のロトリガはサプリメントではなく高脂血症の薬として発売されましす。ω―3系の脂肪酸で血液サラサラになる薬として注目されています。血液がサラサラになる薬として医師が注意喚起するところに値打ちある。血液がサラサラになりすぎると胃潰瘍で吐血、脳梗塞再発どころか脳出血発症するかも知れないという危惧がある。ところで眼科の一部ではω―3系脂肪酸がドライアイやマイボーム腺機能不全に有効であるとの報告がある。今後、EPAがスイッチOTCとなりDHAとEPAが入ったロトリガに切り替わっていくかもしれない。眼科が保険診療で使えるものは動脈硬化と中性脂肪が適応症のEPAのみである。ロトリガは高脂血症のみの適応です。どのような差があるのか見守りたいところです。私のクリには青魚の食べすぎで高尿酸血症になられた方がおられます。フェブリックで下がりましたが青魚がよいと言って偏った食事は危険だと思う出来事でした。

副鼻腔炎の漢方治療

冬になると顔がいたとか鼻づまりなど蓄膿つまり副鼻腔炎の症状が増える。副鼻腔炎つまり鼻づまりにはに漢方薬は有効です。西洋薬は鼻閉はなかなか改善しません。漢方では瘀血を痛みの主体として不通即痛という考え方があります。川芎・辛夷という二味の薬徴が有ります。辛夷は鼻づまりの専薬です。川芎は「血中の気薬」といいます。川芎はその活血作用で血と気を巡らせます。「ワンエアウェイ ワンディジーズ」というのが今の喘息のキャッチコピーです。呼吸にかかわるのは一つの道という考え方です。鼻の病気と気管支喘息による気道狭窄は一つの病気であるという考え方です。モンテルカストやプランルカストという薬とともに発達した考えか方です。喘息に用いる漢方薬を用いて鼻炎や副鼻腔炎はうまくいくことが多い。勉強不足の薬剤師さんの調剤薬局へ行くとおかしいといわれてしまう。処方箋で薬を出す以上院内で丁寧に説明してしまうことも一つであるがなかなか言い出しにくい方も多いようです。薬すべてを説明することができるというのは無理なようです。石膏・知母で抗炎症作用を期待することも大切です。杏仁・石膏や麻黄・石膏の生薬が入った漢方薬で肺の粛降作用を期待することも大切です。