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アナフィラキシーとエピペン

アナフィラキシーは重症型アレルギーです。アナフィラキシーショックはは生命の危機にかかわる状態です。気管が閉塞したり末梢血管が虚脱したりすることです。インフルエンザの予防接種後30分以内にアナフィラキシーショックを起こす確率は何十万分の位置から何百万分の一であることが知られています。予防接種でも修学旅行や給食の誤食でも何でも起こる。予防接種によるアナフィラキシーは何十万分の一とか何百万分の一とか言われる頻度で発症します。接種後30分以内に起こることが多いとされています。アナフィラキシーの薬といえばアドレナリンつまりエピペンです。エピペンはドイツメルク社からマイラン製薬この度ファイザー社が発売元になりました。この間八チアレルギーから食物アレルギーに適応拡大しさらには保険適応になり大変身近なものになりました。「最初は救急救命士がうつと医療行為か」「学校の教職員がうつと医療行為か」「山の中で蜂に刺された同僚にエピペンを使うと医療行為か」?という次元の低い問題から発展しました。今は姫路市教育委員会的には全職員がエピペンに対応できるよう取り組まれているそうです。蜂アレルギーの林業の方も多くお持ちになっています。給食や修学旅行での誤食をゼロにすることは無理といわわれています。

漢方のやせ薬

漢方薬で痩せたい。そんな思いを持つ方は多い。漢方薬で痩せることは無理であると思いながら書いてます。「漢方なら優しい無理のない痩せ方ができる。「そう思っておられる方は多いと思います。防風通聖散はOTCでは和漢箋という名前で発売しています。OTC薬として多くの方が買われたことがあるはずです。固太りに防風通聖散、水太りに防已黄耆湯というキャッチコピーがあります。本当にやせるでしょうか?もう何年も防風通聖散をお飲みになっている方に聞きました。防風通聖散を飲むと胃腸の調子が良いので続けています。防風通聖散は本当は汗、大便、小便を排出することで体調を改善する薬ではないでしょうか?一貫堂体質分類では防風通聖散は臓毒体質の薬です。汗、大便、小便から毒を排出する薬です。防已黄耆湯は黄耆が君薬です。黄耆は人参と同じ補気作用があります。しかし、人参と異なり固表止汗作用がある汗をコントロールします。さらに人参と異なり利水作用があり水分を排泄します。防風通聖散大黄・麻黄わずかに配合されているのがみそです。漢方薬のつくられた時代には食べ物がない不足した時代に作られた方剤が多い。漢方薬に痩せる働きを期待するには無理がある。麻黄は新陳代謝を促進する。麻黄は覚醒剤みたいなものです。摂りすぎはいけない。もうのかわりの生薬はない。1gの麻黄が防風通聖散を引き立てる。