給食のチジミをチーズアレルギーを持つ児童が誤食して女児が亡くなるという痛ましい事故があった。多くの医師が疑問に思っているのはエピペンを使ったのだろうか?この女子児童はエピペンを持っていたのだろうか?昨年の夏多くの方にエピペンを処方した。保険適応ができて一年経過し周知された結果だと思います。エピペン処方医が説明するには結構時間がかかります。修学旅行などでも昔に比べアレルギーを持つ児童の食事に対して格別な配慮がなされていると思います。アレルギーを持つ児童の給食後のアレルギーは横浜市での調査でかなり多い、予想以上に多いことが分かっている。13時20分は開業医は電話がつながらない時間です。横浜市のデータで食餌だけでなく適当な運動負荷がかかるとアナフィラキシーが起こるつまり食物依存性運動誘発アナフィラキシーは予想以上に多いとアレルギー学会で聞いたことがあります。食物依存性運動誘発アナフィラキシーが起こるのは13時20分ごろが多いとされています。この女児はどのような状態でアレルギーが起きたのでしょうか?林間学校でも教職員の方は昔と違い無理に食べるよう言われないそうです。むしろ僧侶が食べる様指導するみたいですね?天台宗の修行時の作法はとても参考になります。しかし、最後にスープとしてすべてをお茶とたくあんで洗いながら食べるといろいろな添加物も取り込む恐れがあります。まして山の上では救急搬送にもリスクがあろと思います。然し、一般公務員に比べ2割ほど給与がよくても昼休みも一般公務員とは違い小学校の教員のかたは昼も拘束されているように思う。一人の教員の「ヒヤリハット」で一人の尊い命を失った?保護者にとっては悔しい、悲しい出来事だと思います。しかし個人責めるべき問題でしょうか。いくらKYトレーニングしたところで誤食は絶対に起こる。しかし、一教員の問題ではない。授業をスムーズに行うことが一番大切で、なかなか給食時の禁忌事項まで管理しきれないのではありませんか?やはりダブルチエックなど複数の目で見ることが必要であると考えます。今の子はチーズ大好きです。アナフィラキシーが解剖の結果死因とされたそうですがAEDやエピペンを保護者は購入していたのか?さらにはエピペンの適切使用は行われたのか?エピペンの針を刺すことは医療行為ではないとわかっていたのだろうか?医療従事者は聞きたいことのようです。アナフィラキシーショックは徐々に悪化するそうです。あれよあれよという間にチアノーゼをおこします。予防接種後にはアナフィラキシーショックの話をできる限りするように努めています。