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医師で作家や漫画家

医師で作家といえば渡辺淳一さんを思い浮かべる。更に雑誌によると今は寒川猫持さんが有名です。寒川猫持先生に一度は死ぬまでにお会いしてみたい。最近さらに医療漫画が意外と売れているようです。医療漫画といえば手塚治虫さんです。いま売出し中の人は茨木保さんです。1月ほど前、新聞で渡辺淳一先生の自伝が連載されていました。知らなかったことがいっぱい書かれていました。札幌医科大学の心臓移植が行われたとき、移植が行われたすぐそばで整形外科医としてそして講師として活躍されていたこと。W教授擁護の文章を書かれていたことなどなどいろいろ記載されていました。さらに医療漫画の特集が組まれていました、最初は手塚治虫さんから始まりいま売出し中の「医師で漫画家」は茨木保さんです。茨木保さんが奈良県立医科大学にご入学の動機も漫画家を志願してのこと、茨木保さんが手塚治虫さんに会ったのは一度だけのことで大学でお会いになったことがあるそうです。日本医事新報社から出版されている「がんばれ猫山先生」というまんがを読みました。大変面白く書かれています。しかも、内容は4コマ漫画にしては細かくリアルです。自らの開業の様子を書いているところはほぼ本当のことなのかなあと思います。それを面白おかしく書かれているようです。医療漫画は医療従事者が読むと「言外の意を汲み取る」ことが可能です。漫画が描かれた時期からか?医療崩壊を取り上げるのもお得意な様です。

PM2.5

PM2.5がマスコミで毎日取り上げられています。姫路市には7か所のPM2.5の測定所があるようです。県下で最も多く、力がもともと入っているそうです。マスコミによると測定機器は一台数百万円購入にかかりさらに定期的に用紙を変えることや保守点検が必要です。今年の1月は2回ぐらい国の設定した基準を超えているようです。PM2.5は粒子径が2.5以下という物質の総称です。1立方メートル当たり○○マイクログラムという単位です。35という基準値はアメリカの値を流用しているそうです。35以下だと安全なわけではありません。PM2.5の値は昨年と今年で大きく変わったかというとさほど変化はないそうです。偏西風に乗った黄砂と一緒に飛ぶこれからがどうか見守る必要がありそうです。黄砂は6マイクログラム程度とされています・黄砂によりPM2.5は少しだけあがるそうです。PM2.5はふゆに多くなるそうです。考査の方がはるかに大きいことがわかります。対策として室内に避難することが言われていますが喫煙空間にいるとPM2.5が高い可能性があります。日本人ができることは何か?やはり禁煙は大切です。COPDや動脈硬化などたばこの有害性は明らかです。あまり華美になっても仕方がない様で短期的には特別なことは不要、長期的には外出を控えるくらいだそうです。なぜならわからないことだらけだからです。

慢性疼痛とオピオイド

慢性疼痛とは「疾患が通常治癒するのに必要な期間を超えているにもかかわらず、訴えつづけられる痛み」です。最近、疼痛は心因性疼痛と侵害受容性疼痛さらに神経障害性疼痛の3つにわけられるようです。例えば慢性腰痛は侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛の混合型が60パーセントです。オピオイドが有効なのは侵害受容体性疼痛と神経障害性疼痛です。当然ですが心因性疼痛には使ってはいけない。オピオイド依存症を生むだけです。オピオイドとは「アヘン類似物質」のことでモルヒネ、コデインが含まれます。慢性腰痛には椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が含まれます。痛み止めといえば一般にNSAIDsつまり非ステロイド消炎鎮痛剤です。さらには最近では末梢神経障害性疼痛の薬であるリリカつまりプレガバリンが普及しています。しかし眠くて眠くてという患者さんが多いのも事実です。2010年から強オピオイドであるノルスパンテープが使えるようになりました。私も複数の患者さんに頼まれ慢性疼痛にノルスパンテープを処方しておりましたがかぶれるようになりその後手術に至りました。ノルスパンテープの登場とともにオピオイドは気軽に使えるようなりました。日本はオピオイドなどの麻薬使用量が少ないとされてきましたが現在は必ずしもそうとは限りません。