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コタロー滋腎明目湯

眼科領域の漢方薬で保険適応のあるエキス製剤は大変少ない。目の疲れに使える漢方エキス製剤が発売されました。コタロー滋腎明目湯は原典は万病回春です。コタロー滋腎明目湯はエキス製剤で初めての処方です。保険適応を取得している漢方エキス製剤で明らかに眼科向けのものは大変少ない。コタロー滋腎明目湯は乳糖は使用されていませんので乳頭不耐症にもよい。。コタロー滋腎明目湯は保険適応の薬と違い乾地黄と生地黄を両方配合しているまるで煎じ薬のようです。ベースは四物湯です。肝血を補います。肝血を補うとは目がはっきりすることです。人参・甘草で補気・健碑で補気し、万けい子・菊花・白しで解表、黄連・山梔子・細茶・桔梗で清熱、さらに桔梗は載薬上行し目に薬を運びます。灯心草で利水という構成です。コタロー漢方製薬の匙倶楽部から発売されました。保険適応ではなので自費診療になります。逆に言えば診察なしで薬局で購入できます。灯心草・まんけいしは保険が効く薬には入っていません。コタロー匙クラブは90包から買えるのでお手軽です。つまり、一日三回を30日分です。

不眠症

20歳以上の日本人の2割が不眠症です。60歳になると中途覚醒が起こりやすくなります。若い人は睡眠不足の頻度が増えます。うつ病の前触れとして眠れない、食べられないなどの症状がみられます。不眠症は国際分類ではどのように定義されているか?調べてみました。「適切な時間帯に寝床で過ごす時間が確保されているにもかかわらず夜間睡眠の質的低下がありこれにより日中の生活の質の低下がみられる症候群」と定義されています。高齢者の場合、昼寝が問題となることが多い。寝れないといいながら実はTVを見ながらうとうとされておられる方は多い。うつ病だけではなく生活習慣病の高血圧や糖尿病では効率に不眠症が合併することが知られるようになった。また日本では医療機関を受診する機会が少なくアルコールへ頼ることが比較的多いそうです。アルコールでねるのははなぜ悪いのか?それは「睡眠の質の低下」が悪いとされている。却って覚醒します。姫路では小学校4から5年のお子さんに進学塾の先生が子供に聞くと21から22時くらいに寝ている子が多いそうです。中には1時から2時まで起きている子もいるそうです。「ウシミツドキ」つまり1から2時といえば成長ホルモンが出る時期です。凄い子もいるんですね。