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花粉症いかがですか

スギ花粉の飛散で開院以来の大盛況でしたがようやく落ち着きました。思えば年に一度だけお越しいただいている方の多いこと多いことびっくり致しました。漢方薬と鼻噴霧ステロイドそして第二世代抗アレルギー薬の組み合わせでいかに抗コリン作用の副作用である口渇とだるさを感じない治療をめざし患者さんの満足度が高いか納得し自画自賛しています。「眠くならないと薬が効かない」というのはうそです、なぜならヒスタミンというケミカルメデイエータ―は鼻汁分泌や目ではかゆみを引き起こしますが頭の中は覚醒させます。抗ヒスタミン作用は悪く言うと肥満過食、倦怠、運動の低下、認知機能障害、眠気や痙攣誘発など数々の悪さを引き起こします、漢方薬を用いると安くて眠気や口渇を予防できます。しかし、行き過ぎると不眠を引き起こします。カプセルが弱いといわれ顆粒や細粒にすると効果があがる人も多いですが飲めない人も多いです。第一世代の抗ヒスタミン剤は確かに安いが抗コリン作用が強い。いきなり花粉が襲来したため普段に比べ随分診察が荒くなっていたように思いますがもう大丈夫でしょう。

配合剤とアイミクスHD

配合剤が流行りです。アイミクスHDが昨年発売されました。特徴はカルシウム拮抗薬が最大量配合されていることです。海外では早くから配合剤が点眼薬として使われていました。10年ぐらい前は点眼薬でも配合剤は無理であると聞いていました。何が無理というと日本では配合剤の許可が下りないとのことでした。ところが最近アイミクスHDやユニシア配合錠HD、コソプト点眼液など血圧や眼圧など数字ではっきり出る領域において配合薬が多くなっています。この裏には新薬開発が特許切れに間に合わないという背景があります。点眼薬では配合剤を用いることにより防腐剤アレルギーの予防やアドヒアランスの向上に間違いなくつながります。最近発見した配合剤にアイミクス配合剤HDがあります。アムロジピンが10mgが入っていることが特徴です。今までの配合剤ではアムロジピンが5mgでしたが初めて最大量の10mg入っています。海外ではおおむね70パーセントはアムロジピン10mgが使われているそうです。アムロジピンはCCBに属する高血圧治療薬です。ARBとCCBの合剤が数多くあるがアムロジピン10mgはアイミクスHDだけです。

緑内障検診

緑内障検診は何でどういう検査で見つけると効率的でしょうか?