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わたしのOCT画像

OCTは黄斑疾患や緑内障診断に有用とされています。わたしのOCTを取ってもらったところ黄斑周囲の網膜が薄いことを示すサインがみられました。近視性の変化であるのか将来緑内障になるのかわかりませんがびっくりします。私の視神経乳頭は正常であると自負していたからです。OCTの普及により視野検査では正常の緑内障「PREPERIMETRIC GLAUCOMA」と診断されることが増えることが予想されます。私自身GCCで薄く表示された写真を見てびっくりです。OCTは早期診断もするがOVERーDIAGNOSISもするということです。おそらく近視性変化です。まだまだOCTは緑内障分野では発展途上です。OCTはの教科書が出ていますが今は雑誌の方がよいみたいです。まだまだ緑内障への臨床応用は進みます。高度近視と緑内障は今のところ大変似ています。今日も大変ゆったりしています。

御臨終です

最近のことですが久しぶりに死亡診断書を書きました。死亡診断書の上の方は以前と同じで下の方は様式が少し変わっていました。知人に尋ねましたが以前の様式も使えるようです。「朝の4時3分残念ですがご臨終です」とご遺族に告げたのでした。眠い時間ですが世の中そんなものです。休日夜間は関係ありません。この時間に死亡確認すると朝まで熟睡できることはまずありません。そして、死亡確認の次は死亡診断書を書くことです。人は手足の末端から次第に冷たくなる。そしてだんだん肘やひざへと冷感やチアノーゼがあがってきます。血圧低下により心電図モニターの血圧自動測定では次第に測れなくなります。時刻を確認の上死亡を告げる因果な仕事です。昔なら御遺体は家に帰り枕経です。これまた昔、寺に住んでいたとき朝の5時に電話が鳴り枕経に来てほしいといわれました。朝7時まで待つのがしきたりと聞いていましたので!でも目があいたので枕経をあげにお宅まで伺いました。葬儀屋が来ており通夜供養や葬儀の相談をしておられました。私は朝8時30分には病院で働く身ですので連絡が遅いのも困ります。しかし朝5時も困るなあ。亡くなられてからお迎えの車が病院に来るまでの時間は嫌な時間です。寺に生まれても行院で修行しても継がない寺の子が多いですね。まわりがつまり檀家のひとが厳しすぎるからでしょうか。私の小学校のとき同級生で双子の寺の子がいましたが一人はこの世にはいません。寺には子供がいないところが多い、目に見えないストレスがあるのかな。子供がいても寺には戻らぬ子が多い。周囲から注目され身をひそめて暮らすことは並大抵ではありません。少なくともわたしにはできなかった。五木ひろしの歌で「私は不幸です」というのがありましたが僧侶と癌の治療でリニアックをあてる放射線科。どちらも不幸です。死によくめぐり合う人間です。大きな寺院では僧侶がリストラされるそうです。厳しい時代です。