記事一覧

悪循環

悪いときには悪いことが重なります。薬とともに医学が進むというひともいます。まずは痛みの悪循環です。局所の乏血から組織の酸素欠乏をおこしさらには痛みを起こす物質の生成そして侵害受容体を刺激します。痛み刺激を受けると侵害受容体に働きます。痛み刺激は急進性に上向性伝達します。ドライアイの悪循環は日本と米国で異なります。まず涙液浸透圧の上昇により炎症がおこることがアメリカのドライアイの悪循環の考え方です。したがってドライアイ治療に免疫抑制剤を最初から用いるそうです。一方日本のドライアイのコアメカニズムは浸透圧なんてお構いなしです。TFOTの考え方です。角結膜上皮障害により水濡れ性が悪化、更には涙液安定性が悪化するという考えです。ほかにどのような悪循環があるでしょうか?子供の学習も同じです何かを引き金に不登校になる。勉強や人間関係から取り残されてしまう。ますます登校しにくい。「私立受験のお子さんが夏休み前に受験やめるというんです。」聞けばうちの子が通っている中学校を目指しておられるそうだ。視力がでない。こころの状態が体に現れることを心身症と言いますが特に心の状態が目に映し出されることを心因性視覚障害といいます。受験は精神力を鍛える。過酷な戦いです。心因性視覚障害も悪循環です。昔は家の外に原因があったが今は家の中に原因があることが増えています。学校健診で見つかります。

訴訟

オレンジをジュースにして飲ませるべきところを4分割で食べさせたというので特別支援学校の教員が訴えられた。これからの教員には栄養管理も求められるのでしょうか?求められているようです。そして今のアレルギー世代の子供が生活習慣病や悪性新生物で入院する時代には医療給食にはもっともっと厳しい要求があるでしょう。医療監視でも保健所から管理栄養士が2人も来られます。医療監視とは保健所の立ち入り検査のことです。私達医師は全国で30万人訴訟件数から考えると訴訟リスクは300分の一です。私達医師はモットきびしい。裁判所の壁を歩いているようなものです。交通事故に合うようなものというたとえがありますが交通事故でけがするのが150分の一の確率だそうです。事故にあったようだとよく言われます。医師免許を持つと訴訟に合う確率はかなり高い。訴訟には民事と刑事があります。民事は誰でも訴えることができます。横浜市立大学病院事件から訴訟は増え福島県立大野病院事件での判決を契機に警察が介入を控えるようになりました。四分の一は患者さんの勝訴だそうです。三審まで行くとくたくたになるそうです。

ガーダシル講演会

子宮頸がんワクチンガーダシルの会社が共催する講演会に参加しました。ガーダシル講演会には昨日は大雨でしたが多くの方が参加していました。世界初のガーダシル積極的接種勧奨中止。3対2の多数決で世界初のガーダシル接種勧奨中止決定したそうですね。私のクリニックはたくさん在庫を抱えています。一本1万数千円×本数、これがパーになるあーあ。これからは予防接種からできるだけ身を引こう。そんばかりしているしかも消費税を納める必要がある。悪いことが起こればワクチン接種に責任がゆく。CRPSが5人いることになっているそうですが専門医の意見は分かれているそうです。CRPSはペインクリニックつまり麻酔科の医師が専門医です。M者のコメントとしては安全の確認に努めてまいりますとのことでした。これしか言えません。お産の脳性まひのように無過失補償があればよいと思いませんか。発売時に一度来て終わりのサーバリックスのG社と異なりM社はよくサポートしてくれます。尖圭コンジローマは難病だそうです。そこでG社のあるイギリスですらサーバリックスがアメリカのガーダシルに代わっています。日本では価格が同じですのでガーダシルだそうですですが、発展途上国では価格が安いからサーバリックスだそうですよ。国の決定なんだからワクチンの返品認めてほしいなあ。患者さんが2種と言ってMRワクチンだったり麻疹と言ってMRだったり液を吸っているのに帰ってしまったり液を取り寄せたのにお越しにならなかったりワクチン接種は?