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おたふくかぜ

おたふくかぜの患者さんがお越しになった。確かに右のほっぺが腫れています。診断法は血清IgMの測定です。以前は腫脹が消失するまででしたが昨年度の学校保健安全法の改定時にインフルエンザと一緒におたふくかぜも出席停止期間が変更となりました。進法では出席停止は発病後五日、全身状態が改善することと改定されました。話は変わりウイルス抗体価の採血の測定はいろいろは項目があります。風疹ですがHIで8倍あれば陽性です。HI法で8倍は妊婦・医療従事者では安心できなそうです。8倍の次が16倍さらに32倍さらに64倍その次が128倍だそうです。今日結果が返ってきた人は128倍ありました。この人なんや予防接種しなくてよいのかと思いました。ご本人もMRワクチンを接種されるおつもりでした。はしかつまり麻疹ではNT法が最も正確な検査です。麻疹はNT法が4倍以上で罹患しません。風疹は16倍あれば陽性ですが妊娠希望者や医療従事者は32倍から64倍が望ましいそうです。、おたふくかぜもHIで8倍ですが青年や接種後の評価は不可、水痘つまりみずぼうそうはIgGで4以上、IAHAで8倍以上に分かれます。IAHAは正確だというので「はやっているようです」がワクチン接種後の罹患は軽症、未接種・青年・成人は4倍以上だそうです。IgGが早く結果が分かるようです。

半沢直樹と当直

半沢直樹という番組をお久しぶりに当直を頼まれたおかげみることができました。最近テレビを見ないのでとても新鮮でした。「銀行は晴れた日には傘を貸して雨の日には傘を貸さない。」こんなことばがあるんですね。一日で二回分視ることができました。しかし、半沢直樹の番組の間では死亡確認及び死亡診断書を書いたりや朝から悪かった人がより悪くなりました。しかし、帰ってきてインターネットで「半沢直樹」と入力するとストリーが書いてあるから味気ない。多分残りの番組を見ることはないと思います。しかし、当直も筋書きのない物語です。何が起こるかわかりません。わたくしは当直ほど筋書きのないストーリーはないと思っております。昔の話ですが台風で誰もお越しにならないと思ったら緑内障の発作のかたが御来院されレーザーをしたり、一夜で眼科の外来40人お越しのこともあります。眼科の当直って暇でしょうってよく言われますがそんなことありません。眼科は県外からも来ます。それだけ当直医がいません。住居と別のところで開業している場合がほとんどの時代です。眼科医が当直するときは今でこそバックアップがあることがほとんどです。昔は内科や外科のグループに人数合わせで入れられていました。内科系なら何でも診察していました。風邪ぐらい診れるやろといわれるとたいてい刺青が入ってました。心電図を必ず自分でとる習慣がつくのも当直です。療養型病棟でも起こるときは起こる。急性期病棟なら何ある。当直が暇なたとえとして2時間ドラマがみれたと研修医の時言ってました。休日の急性期ではなかなかないことです。晴れたら夜混雑する、雨なら昼間から混むのが救急外来です。「銀行が雨の日に傘化し、晴れた日にも傘を貸す時代はないでしょうね」雨が降っても天気が良すぎても暇なのが開業医です。