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ロトリガ

ロトリガを使用中の患者さんが私のクリニックに一人だけおられます。お魚が嫌いで食べられないそうです。EPAだけでよいのになぜDHAも入ったロトリガになったかよくわかりません。武田薬品の方の顔など忘れてしまいましたがなぜジェネリックのあるEPAではなくロトリガを処方したのでしょうか?今日風邪ひきの方が3人お越しになりました。わたくしのところに3人は多い。どこからともなく電話がかかり風邪なんですが言ってもよいですかといわれる。不思議です。激戦区で内科や外科が近くにいくらでもあるのに風の方がおこし頂ける。私の売りは漢方です。東京衛生学園のリンクスオープンカレツジや系統中医学講座に第一回から参加させて頂いたり東京福祉専門学校のセミナーにもかつては参加しました。共通点はは中医学です。儒教の考えから腹診をしない中医学は表では眼科を標榜している私にはぴったりの漢方診療です。仏の顔は3度までと言いますが漢方薬を求める方は2回目までに何か良い結果を出さねば立ち去ります。臨床眼科学会もどちらかといえばアンチエイジングのサプリメントに傾いています。眼科と東洋医学はきえてゆくのでしょうか?ロトリガはサプリメント飲むなら保険適応を持つからおすすめです。トピロリックも処方しましたよ。

ひねショウガ

みなさんん「ひねショウガ」ってわかりますか?漢方薬の世界ではあたりまえのように使っています。一般にはひねショウガという商品はありません。八百屋さんではひねショウガという名前で売ってませんよね。先日葛根湯を飲んだらいがあれるという人がおられました。葛根湯には麻黄が入っています。だから胃があれるんです。麻黄がもともとその人に不足する気を体の外へ引っ張り出すため胃気が障害されます。胃気と脾気はどう違うか。表裏ですが胃気は下向きのベクトル、脾気は上向きのベクトルを持ちます。大棗と生姜で胃と脾のバランスをとっています。葛根湯で胃があれる人は桂枝湯にひねショウガを入れて飲んだらよいですよとお伝えしたところひねショウガってなんですか?とご質問をいただきました。中国ではショウガといえば生のひねショウガです。日本でも八百屋のひねショウガが生姜でしたが薬局方で乾燥させたものになりました。日本の漢方のショウガは乾燥させているので乾生姜ということもある。生のショウガはジンゲロールやショウガオールを含んでいますがチューブのショウガは揮発成分が飛んでいるので効果が少ないとされています。発汗作用や胃腸に良いのです。桂枝湯は麻黄が入っていないのでショウガを加えることやおかゆを一緒にとることで発汗を助けます。乾姜というのもあります。大建中湯や人参湯に含まれています。体を温めるには乾姜です。蒸した後乾燥させたものが乾姜です。脾胃に働き体があったまります。

貧血と漢方薬

貧血は漢方医学的には気血両虚です。単なる血虚ではありません。なぜか?貧血はラボデータから見ると数の異常です。然し赤血球は血管の中を走っています。血管からはみ出した赤血球は何の役にも立ちません。血管からはみ出したら単なる瘀血或いは血瘀です。貧血にもいろいろな貧血があります。女性の患者さんが圧倒的に私のクリニックは多い。つまりまだ月経があるということになります。そして小児の患者さんは圧倒的に少ない。小児でもアトピーや喘息の方が漢方を求めてこられます。しかしそんな方に限ってて何かある。一番多いのはニュースステイションで久米宏とアトピーの会がステロイドバッシングした。その残党のようながいまだにおられます。体ががりがりで聞けば卵白の入っていないパンをとったりマクロバイオテクスに凝り固まっていおる人もいる。さて貧血は漢方薬の世界では気血両虚です。血小板を増やすのに黄耆を大量に30グラム煎じるのを見たことがありますが貧血は赤血球をふやしそして血管の中を動かすことが貧血の治療です。鉄剤を補充するので血だけ補充するように思うのは少し違いますよ。鉄を吸収することが必要です。そのためには脾気の補充が必要です。

瘀血

瘀血はおけつと読みます。瘀血とは血の流れの悪いことです。中医学では血瘀といいます。子宮筋腫のような塊は瘀血です。知り合いの女医さんが西川君舌診てよというからいうから見せていただきました。瘀点があります。紫色の小さな点です。瘀血がこの先生にはあります。先生はお子さん三人のお母さんでもあります。後は舌が出せない。これは気虚の所見と考えました。そして西洋医学的には貧血と高脂血症があるそうです。ご自分では十全大補湯を飲みたいがあってるかどうかというのが相談の趣旨でした。補気の四君子湯と補血の四物湯に桂皮と黄耆が入ってます。これでもよいがおけつに対する配慮がありません。ちょっと違うなあと思ったけど相手は有資格者どうしよう。なんかホルモン剤も飲んでいるそうだ。漢方薬の考えからすると瘀血にホルモン剤はあかんやろうと思ったがなんてせつめいしたらよいか?研究会の休憩時間にそんなこと言われてもこちらもコーヒー飲みたいしそれでいいんじゃない取りあえずと言ってお別れしました。恐ろしいほど口から舌が出せません。ピルでもそうですが血栓の原因になります。温経湯加なんかで月経のサイクルを調整したらよいのになあと今考えています。巡らせることは非常に大切です。医療従事者は手帳で処方しすぎる。逆に私の処方は手帳を使わないからみんなびっくりする。

夫婦喧嘩

誰でも夫婦なら夫婦喧嘩をします。私たちは病院のころから夫婦で一緒に働いてきました。ずーっと一緒に働いているといろいろあります。夫婦と知っている人いない人色々です。他の職員と話すときは上品で配偶者と働くときは言葉が違うと最近思うようになりました。どうも私が偉そうに言っていると自分で思うようになりました。どうしたら一番良いだろうか?私としてはどこかの調剤薬局で午前中はたらいたらどうかと提案しています。しかし、今の調剤薬局はジェネリックだらけあるいは一般名処方で大きく変わってしまっている。うちの妻は阪大、兵庫医大、関西労災病院など総合病院にいたようでジェネリックには全く慣れていない。不安らしい。最近患者さんが減ったしいつまでも妻に負担をかけたくないので調剤薬局で働くことを進めるが不安らしい。薬剤師免許と一日の講習が必要だそうですが外の風を吸い気分転換をすることを勧めています。昔から精神科と小児科以外希望と言ってました。どこかひめじにないでしょうか。昔から数件からお話をいただいていました。中にこもっていてもいじめによる不登校問題から一生抜け出せません。かといって友達の薬剤師さんがいる調剤薬局は学校行事が重なります。私たちは夫婦喧嘩はほとんどしてません。それは一緒に働いているから仕事に支障が出るからかもしれません、親がトラウマから抜け出せなければ子供自身は絶対抜けられません。今週土曜日の保護者会での成績返却が怖い。私自身比叡山で言葉づかいをみっちり指導された。しかし毎日一緒にいると慣れが出る。夫婦と知らない患者さんには不快でしょう。

レンティス

4月8日の新聞の一面記事にも記載されていましたがレンティスという眼内レンズを入れると何と料金が診察代込みで100万円になります。ドイツのオキュレンテイス社製の遠近両用眼内レンズです。レンズ径11㎜光学系が6㎜斜径が12.5mmです。自覚乱視は完全矯正できます。保険適応になることはあるでしょうか?白内障手術がそして眼内レンズが保険適応になったのは厚生労働大臣当時はまだ厚生大臣が自ら手術を受けてよく見えるこれは保険適応にしようというので保険適応になったそうです。K内閣の改革の前は無料で手術を受けられた方も多いと思います。TPPが入ってきたら多焦点眼内レンズが保険適応になることは絶対ないと思われます。今でも高度先進医療の保険に加入しておられたら民間保険が多焦点眼内レンズの手術費用は賄ってくれます。レンティスには乱視用MPLUSTORRICと乱視が入らぬ球面レンズMPLUSがあります。ハローグレアが少ないそうです。乱視軸も一度刻みだそうです。ドイツからの輸入に球面レンズで2週間、乱視用レンズで4週間かかります。いずれの距離でも視力良好だそうです。