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ゴールデンウイーク

ゴールデンウイークも終わりです。またしても父親が発熱しています。今姫路市医師会臨床検査部からのファックス待ちです。姫路で休日や夜間対応している臨床検査センターは姫路市医師会臨床検査センターのみです。民間は不採算なところなようです。さて4月の診療報酬改定では大病院に近くの薬局に24時間対応を求めましたがなかなか反応は鈍いようです。ゴールデンウイークと言っても中間考査一週間前です。ゴールデンウイーク前に診察に来られた生徒さんに聞くと今年はそんな学校多いみたいです。やっと一年生の方にとって中学校や高校に入ったところでほっと一息入れたいが伸びた雑巾のようにしごかれ、ついていけなければ年度末にはみんな登校していない日に校長室に保護者同伴でよびだしやさらには自主退学というのが待っているようだ。高校に上がるときに十人程度は自主退学?、同じ学園ですが学校は違うがあの〇木谷さんもそんなひとりみたいです。高校に入ってもまた約10人ずつ離脱してゆくと面談と時聞きました。あとは予備校や塾から検定を目指すらしい。高校から入ってくる生徒さんは地獄です。一気に追いつかなければならないから授業も一年間多いので地獄らしい。だから定員割れしている。高校二年になればクラスが同じになる。週刊朝日などに掲載される有名校に入学できるのはごく一部です。アレに騙されたらあかん。十年前の進学実績が掲載された週刊朝日が自宅の書斎から出てきました。十年前と今はかなり違っています。どこもこのあたりは沈下しているようです。ゴールデンウイークは私は寝てばかりでした。よく寝ました。高校になれば義務教育ではなくなるので留年もある。バンバン落とされる。国公立大学至上主義なので5教科7科目全て学ぶ気のないものは予備校へ行って検定をめざせという方針です。成績上位者に夢を与えオリンピックを目指す教育には進む道を間違えたと悔やむ。偏差値で学校選んだらあかん。ホームページに学校の特性を行く理解したうえで入学してくださいと書いてあるが入るまでわからない。説明会でいうことと入ってからは違う。さあどこがよいのだろう、お受験と言っても兵庫県西部地区は非常に選択肢が狭い。岡山も神戸も遠い。公立高校受験には副教科を含めた緻密さが必要です。きょうもあさから公開テスト特訓は休みなだけましさらにはあと二日で修学旅行へゆく帰ってきたら〇〇テと過密です。そして組体操の練習ですが一番上に乗るためダイエットしているらしい。みんな同じ年の児童ががんばっている。さらに合格しても6年間走り続ける、だからこれからの時期には受験やめたということが起こる。大学受験は自分でしなければならない、もっときつい。ゴールデンウイークは寝るに限る。外食すらなかった、チリはオセアニアとラテンアメリカについてよく勉強した。ニュークラウンのLESSON2かなり暗唱した。日本史の8代将軍吉宗のところまでだが江戸時代も詳しくなった。私自身は高校では日本史は全く学んでいませんから新鮮です。子供より私の勉強です。一時間以上たつがまだ結果のFAXは帰ってきません。

妊娠とアレルギー

先日妊娠8か月のアレルギーの女性がお越しなった。アレルギーで目がかゆいとのことで催奇形性の時期が終わっているので普通に薬を処方することとしました。最後に言われたのが「まさかステロイドなんか入ってないでしょうね」ということでした。妊娠4週から12週は器官形成期であると同時に催奇形性の時期である。転が約といえども鼻粘膜から吸収されます。β遮断薬の点眼では一時間後の血液中の濃度は内服薬と同じです。抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬の中で添付文書上の妊娠中禁忌薬はケトチフェン、トラニラスト、ぺミロラストカリウムの3つがあります。ステロイドは人間が作っている物質です。PSL換算で5MGは作っています。だからかつしかも点眼液という局所投与なので比較的安全であると思うが患者さんには危険と思うようである、この人がもうすぐ母になるということは生まれてくる子供にステロイドといったときもっと拒否反応があることが予想される。授乳中も多くの質問があるが絶対大丈夫というのはない。分子量600以下の物質は胎盤移行性がある、特に非イオン・脂溶性の薬物には移行性がある。BBBとはblood brain barrierつまり血液脳関門のことです。血液脳関門つまりBBBを薬が通過するかどうかは脂溶性かどうかというのが大切です。抗ヒスタミン薬の場合はBBBを通過すると眠たくなる、過食による体重増加がおこる。昔は拮抗薬と受容体がアレルギーの場合、結合するかどうかの問題でしたが今は以前ブログに何度か記載したインバースアゴニストの考え方です。ヒスタミン受容体にも活性型と非活性型があります。抗アレルギー薬は非活性型受容体をブロックして活性型受容体になることを防ぎます。