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首が凝る

姫路城が見えるようになってきました、本当に白いです。首が来るという女性がすでに漢方薬を服用中の夫に連れられて受診されました。首から肩にかけて触ると岩の様だった。漢方薬をご主人が飲まれて気に入っていただき受診されました。頭まで痛い、BPPVによるめまいも持っている。そりゃ肩の凝り方が尋常ではありません。私のマッサージではびくともせず針をお勧めしました。漢方薬は問診票を中心に処方した。サフランも追加した。サフランは番紅花といいます。貴重品です。活血作用と不眠に対して寝る前だけお茶にして服用してもらいます。そこから念のために視力検査をしてみた。なんと左右で3Dの差がある。目の前のレンズ12枚分の差が左右であるんです。妥当ならハードコンタクトレンズが肩こりの一番の薬です。漢方では横のこりは柴胡、首こりは葛根湯と言います。しかしこの人は地図状舌でした。脾胃の部位に剥苔を認めました。葛根湯を使会う前にもっと良い薬があるとかんがえました。H2blockerのアシノンがすでに入っていたので考えたが麻黄のはいらぬ処方を選びました。ホンマはコンタクトだけど以前ソフトで近くが見えず困ったそうっだ。50代後半の女性遠近両用ソフトも無理だろうなあと思ってコンタクトは無理には進めなかった。

卵巣嚢腫と子宮筋腫

最近卵巣嚢腫や子宮筋腫さらに子宮内膜症の漢方治療を希望される方は多い。漢方で小さくなるならそれに越したことはない。今日もおひとりお越しになった。原則血瘀と考える。舌診では瘀点・瘀斑、紫舌、舌下静脈の怒張と瘀血の所見はいろいろあります。更に瘀血顔とか瘀血足とかいうのもある。ひどくなるとVARIXになります。私は産婦人科漢方は主に遼寧中医学院で学びました。遼寧で一緒に学んだのが東京医科歯大学のBT先生です。毎日図書館で勉強され生活のため漢方薬局でアルバイトして生計を立てていたそうです。ホルモン剤には血栓リスクがある。血瘀とは中医学の用語です。日本漢方では瘀血と言います。血瘀には大きく分けて腫瘍つまりできものの意味とドロドロの血液のふたつがあります。糖尿病も婦人科疾患も血瘀なんです。女性を診たら妊娠を考えろは西洋医学の世界です。東洋医学では女性を診たら血瘀を疑います。しかし、今日の患者さん舌診で冷え、足も冬にしもやけができるつまり冷え、いわゆる寒凝瘀血の状態でした。朝調子が悪いというのもヒントにしてまずは効く漢方を処方しました、一週間後どうなっているでしょうか。瘀血でも血瘀でもどちらでもよい。気を巡らせるとか冷やすつまり清熱涼血とかいろいろあります。何かをかえなければならない。