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瘀血の患者さん

昨日から今日は月経に関係する漢方薬処方希望のの患者さんが三人お越しになりました。症状はとても似ている。月経前は微熱が出る、月経が終わるとスコーンと基礎体温が下がっていたのに最近は下がらなくなった。微熱が続くという内容です。産婦人科・内科・耳鼻科などそれぞれ気になる症状を主訴に診断を受けたがそんなん美奈屋と言われたそうです。みなさん
、微熱が続きしんどいそうです。月経周期は不規則であるそうです。どちらかといえば虚弱である。舌診では紫舌、舌下静脈の怒張蛇行、瘀点、瘀斑などがと虚証の舌つまり歯痕阪大、薄い、さらに滑である。みんな揃う人はいないがかなりそろっている。PMSなんでしょうか?おひとりは低用量ピルを服用していたこともあるしその時はよかったそうですが血栓ができたら怖いから漢方薬で治療したい。20歳代独身でした。おひとりは医療関係者で何でも私に相談いただける方でいっぱい相談受けた中の一つが月経前になるとヘルペスになる、ゾビラックス耐性になるのが怖い、そして同じように基礎体温の話でした。そして3人目は今回漢方薬は2回目の方です。珍しく校区内の方です。初回は気虚の中気下疳と瘀血をかんがえて処方していました。血瘀には二つある。塊を作る病態たとえば子宮内膜症や卵巣嚢腫、子宮筋腫もう一つはどろどろな血液が流れる病態です、つまり糖尿病や高血圧です。

色々な電話

〇○メデイカルという会社が電話を医療機関にかけまわっているらしい。2つはある、〇〇メデイカルという会社がね。知人からの話では一日300件ほどの医療機関にかけてくるらしい。ノルマだそうです。一日中かけてくるらしい。アポイントメントが取れたら実績らしい。○○セミナーという学習塾からもかかってくる。どうも校区の名簿を持っているらしい。この校区からするととか話してました〇○○ンパートナーズという会社もよくかけてくる。非通知拒否でまずかける人も要注意です。WEB講演会を見ながら今も電話があった、患者さんがお越しだ。向かいのマンションからです。こんな時間に姫路では眼科の診療はない。アレルギー性鼻炎のWEB講演会です。将来はへき地は無理でも過疎地で働きたいと以前からHP上述べていますがいろいろ学んで少しは世の中に還元して死んでゆきたい。あすはWEB講演を見る為に駅前にゆく。世界の製薬会社がM&Aを繰り広げています。米国のP社の要求にAZ社というスエーデンと英国の連合軍が拒否しています。26日までに株主さんの強い要求がないと無理らしい~時間切れみたいです。さあ患者さんがお越しです。時間外診療位でしょう、患者さんが喜んでくださるのは。今日も晩は会議です。夜の会議は身に染みる。

第三期の関西系統中医学講座

第三期の関西系統中医学講座基礎理論・生薬方剤編が始まりました。相変わらず満席ですが東京での初回の14年前と違いかえってゆく人はいないだけ恵まれている、しかしどんどん一期ごとにメンバーが変わります。私はあきもせず仙頭先生の考えに共感していまだに通っている。14年前の東京のお茶の水スクエアから参加しているはひょっとして私だけかもしれない。東京では大学病院の歯科医の先生がずっと受講されていたが私は漢方薬は処方しないとおっしゃっていました。どんどん進化している系統中医学です。2年間ワンクールです。系統中医学のもの考え方だけを理解するためずーっと受講されていたようです。東京では御茶ノ水か飯田橋当たりの会場でした。しかし、朝6時に起床してバスで姫路まで行きましたが途中の姫路城は朝や夕よりも昼がきれいです。一番白く見えます。朝や夜はコントラストがついてきれいです、昼の白い姫路城が好きです。私のクリニックの患者さん折角1.0あったのにお城の改修工事に携わってっておられで0.1になってしまった。一回も受診されなかった。お城の中を走り回っていたが生活習慣病も運動がすべてではない。ストレスというみえないものもある。

抑肝散

抑肝散は認知症の漢方として脚光を浴びている。ただし保険適応の抑肝散は2社のみである。他のメーカーは抑肝散陳皮半夏である。漢方薬には生薬の薬味が多い方が作用がマイルドとの法則がある。一方、陳皮半夏は燥である。認知症は高齢者の病気である、高齢者は体がつまり素体が乾いている。そこで抑肝散と抑肝散陳皮半夏の使い分けに悩むわけである。陳皮・半夏を燥性を増すと考えるが陳皮・半夏を下降性のベクトルを増す二味の薬徴ととらえるとよいかもしれません。陳皮半夏は胃薬である。胃は燥を好む、脾は湿をにくむと申します。例えば鏡面舌であっても全身が燥性かどうかは分からない。どんな文献を調べても抑肝散と抑肝散陳皮半夏の使用について私はまだ納得がいかない。潤すと降りるとか温まると上がるとか言いますが必ずしもそうとは限らない。抑肝散は気と血の薬である。同じ下向きでも沢瀉・茯苓というのと陳皮・半夏では意味が異なる。沢瀉・茯苓は下焦の話です。陳皮・半夏は中焦の話です。いろいろ調べましたが抑肝散と抑肝散陳皮半夏の使い分けは分からない。