熱くなってきました。漢方で多汗症の治療は難しい。高価なボトックスを使っても次第効きにくくなる。時々汗について相談受けるがなかなか難しい。汗が出て手や足が汗でべっとりする人がいる。漢方薬なら黄耆が入っているものを用いる。桂枝加黄耆湯、防已黄耆湯、補中益気湯、黄耆建中湯などです。外から攻めるならアセモトール、亜鉛華軟膏ぐらいしか思いつかない。黄耆には固摂作用を高める働きがあります。そういえば関係ないが黄耆30グラム?でITPをを治療するというのもあった。汗を止めるのはよいことばかりではありません。例えば熱中症の治療では汗をかくことはよいことです。汗をかくことにより熱を体外へもらすことになります。汗から熱という毒をだせばよいのです。肺と皮膚は表裏の関係にあると東洋医学では言います。肺と皮膚の固摂作用を用いています。皮膚を治療するには肺つまり五臓の肺を治療することが大切です。黄耆には固表止汗作用があります。素体が虚弱な人に自汗に黄耆です。盗汗なら牡蠣もあります。黄耆沫の振り出しもよいかもしれないがためした経験がない。