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多汗症

熱くなってきました。漢方で多汗症の治療は難しい。高価なボトックスを使っても次第効きにくくなる。時々汗について相談受けるがなかなか難しい。汗が出て手や足が汗でべっとりする人がいる。漢方薬なら黄耆が入っているものを用いる。桂枝加黄耆湯、防已黄耆湯、補中益気湯、黄耆建中湯などです。外から攻めるならアセモトール、亜鉛華軟膏ぐらいしか思いつかない。黄耆には固摂作用を高める働きがあります。そういえば関係ないが黄耆30グラム?でITPをを治療するというのもあった。汗を止めるのはよいことばかりではありません。例えば熱中症の治療では汗をかくことはよいことです。汗をかくことにより熱を体外へもらすことになります。汗から熱という毒をだせばよいのです。肺と皮膚は表裏の関係にあると東洋医学では言います。肺と皮膚の固摂作用を用いています。皮膚を治療するには肺つまり五臓の肺を治療することが大切です。黄耆には固表止汗作用があります。素体が虚弱な人に自汗に黄耆です。盗汗なら牡蠣もあります。黄耆沫の振り出しもよいかもしれないがためした経験がない。

ノルスパンテープとシダトレン 疑義紹介

薬剤師が処方箋を受け取ってNORSPAN.JPで検索する必要のある薬がノルスパンテープです。そんなことを知らぬ一般人が苦情を言っていた,医療に関する二つの誤解を紹介します。複数の医師がいる医療機関で代診を立てたとき代診の医師がe-learningをうけていなければノルスパンテープは処方できないんですよ。そしたら薬局の疑義紹介に対して本来その日いるはずがない医師の名前でそのひとのぶんだけ処方箋が来たらしい。ノルスパンテープとシダトレンは普通の薬と違う。何が違うのでしょうか?ノルスパンテープやシダトレンの処方にはe-learningの受講が必要です。処方医師がe-learningを受けていないことを薬剤師が見つけたら薬を渡してはいけない。そして薬剤師は処方元の医療機関に疑義照会する義務がある。調剤薬局が増え面分業が進められている。一般の方はご存知ないことだが薬剤師は処方医師がe-learningをうけているかどうか確認する義務がある。elearningを受けない代診の医師が処方できないことになっている。厚生局にでも言ってゆかれたら保険医停止かな?どうやって不正が行われていないか確認するかといえば調剤薬局の薬剤師がインターネットやコールセンターへ忙しいけれど地道に確認するしかない。シダトレンはコールセンターへの電話、ノルスパンテープは  に確認がいる。素人は医師がe-learningをしないといけない薬があるなんて知らない。エピペンだって同じです。今はe-learningでエピペン処方医になります。薬剤師は疑義照会の義務がある。また先日、朝日新聞が800医療機関で不適切請求をしたとの記事が記載されていました。記事を書いた人が厚生局が行う指導と監査を明確に誤って解釈していたらしい。つまり不正請求を見逃しているような記事だったそうです。よく調べる、話を聞くことが大切です。痛感します。