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糖尿病網膜症

医師が糖尿病網膜症で視力が落ちたらどうなるか?知人の医師から連絡があった。開業の借金はほぼ返済、もうすぐ60歳です。インスリンをうってレーザーを当てているそうです。私なら大きな病院に即紹介してしまいそうです。糖尿病網膜症はそれくらいたちが悪い。私なら引退してしまいそうです。大学を二つ出ている、国家資格を二つ有する優秀な方です。話は変わりますがかの有名な元〇阪市の助役の弁護士さんも宅建やいろいろ資格を有しておられます。中学出ているといっても漢字もわからないから漢字から学ばれたそうです。情報の80パーセントは目から入ります。医師が途中で視力を失ったら大変です。糖尿病網膜症で見えなくなるのは黄斑浮腫、増殖網膜症による硝子体出血、新生血管緑内障などいろいろな原因がある。黄斑浮腫はあっという間に見にくくなる。高価な抗VEGF抗体を投与するがずっと続けなければならない。眼科でインターネット調査を繰り返し行っているのは抗VEGF抗体についてである。抗VEGF抗体が使われると眼科の医療費の本体部分がどんどん削減される。糖尿病の目は怖い。そして次は腎臓です。

後発白内障

後発白内障は白内障手術でIOLがずれないように残した後嚢に混濁が生じた状態です。白内障手術をして思ったほど見えないときや白内障手術の直後は見えたが次第に見えなくなったとき行うものです。後発白内障に対してYAG LASERを施行して元通り見えるとホッとします。一方、YAG LASERを施行しても見えなかったらがっかりです。もう後がない。先日も後発発白内障に対するYAG LASERを用いた後発白内障切開術で視力が0.5までは回復したが萎縮型黄斑変性症のためみえない方に出会った。病気は一つとは限りません。後発白内障に対するレーザーで遅発感染を誘発することがある。たかがレーザーだから安全と思いがちだが色々ある。後嚢とIOLの間に弱毒菌が潜んでいることがある。眼科のレーザー手術は4月の診療報酬改定で大きく値下がりしました。白内障手術の保険点数を守るためレーザーは大きく減点したと考えられています。将来が暗い眼科です。眼科には指導料がない、慢性疾患がない、冬になると患者さんが減る。眼科の研修医が激減している。コンタクトレンズも眼科専門医の手を離れどっかへ行ってしまった。