記事一覧

西川實德

僧職を志すには得度が必要です。得度が終われば家庭裁判所へ行き名前を変えないといけません。神戸地裁姫路支部にゆきました。そして西川実徳が誕生しました。医師国家試験を終えると氏名を変更するのが難しい。そして研修医が終わり行院にゆきました。トイレ掃除を素手でするとか足袋を履いてはいけない足の皮が真っ赤になって一人前です。ご飯は飲み込む、正座の時間が長いとみんなの足が痛い。姓名を変えるむずかしさは女性の医師ならわかるはずです。女性の看護師の方も同じですね。姓名判断では實德ですが一般には実徳です。旧字で占います。しかし、医師として署名するのは実徳の新字です。天象は9画、人象は17画、地象は29画、総象38画です。凶数は入っていません。いろいろ調べていると他の人が言うことを素直に聞く謙虚に聞くことが大切である、意外と身内とのトラブルに巻き込まれやすい、ストレスをいっぱい貯める。病気やけがに注意する。結構当たっている気がする。毎日当たり前のように感謝せず生きています。御仏にもっと感謝の気持ちを持って生きてゆきたい。自分に厳しく他人には厳しく。

糖尿病網膜症

我が国は世界ランキング11位の糖尿病患者数です。糖尿病網膜症の成因としてはポリオール代謝経路の更新更にプロテインカイネースC活性化AGEsの蓄積そして酸化ストレスの蓄積です。これらを介してVEGF、TNFα、インターロイキンが発現して網膜症の網膜血管新生、黄斑浮腫の血管透過性亢進さらのAⅡと接着分子が関与している。高血糖だけではなく高血圧、脂質異常、喫煙そして肥満などが関与している。臓器保護の立場から用いられるRAAの阻害薬は腎症には有用ですが網膜症には優位差がなかった。さてこんなむずかしいはなしはどうでもよい、私は糖尿病の患者さんでHbA1cが低いあるいは正常であるにもかかわらず網膜症がどんどん悪化する人には昨年6月の糖尿病学会で出されたくまもと宣言を参考にHbA1cの質についてお話しします。あくまでHbA1cは平均値です。そのための自己測定しています。くまもと宣言で高齢者や心筋梗塞・脳卒中の方はHbA1cは8でもよいとされています。一方、HbA1cが9パーセント以上である場合、7パーセント未満の8倍網膜症が進行したとの報告もある。

色覚異常

平成15年から色覚検査を今の子供たちは受けていません、保護者の方もまさかうちの子が色覚異常と思われていることでしょう。つまり平成15年に小学4年生になった人が高校3年生になるつまり3年ぐらい前からこのような高校生が増えています。治療法はないが早く知ることで進路が変わる場合がある。男子の場合20人に1人はいます。学校の養護教諭ですらまた再開するんですよねとか話をされます。平成26年4月1日に平成28年4月からの学校保健安全法施行規則の一部を改正する省令が交付されました。保険調査に色覚に関する項目を追加することにより積極的に保護者に周知すること必要があるとされました。それは高校に進学して職業を選ぶ段階になりまさかの色覚異常で自衛官や警察官のように緩和された今も制限が残る仕事で志願者が断念することが生じる。まさかと思うことが現実に起きている。逆に色覚異常の制限が撤廃されている医療ではどうか?色覚異常を有する医療従事者による誤投薬は随分前から起きています。健康診断の情報が機微な情報であることは事実です。遺伝的にわかっていたらと思いますが遺伝がはっきりしにくい、あるいは男性側の両親に聞きにくい。色覚異常の相談には診療報酬がついていないから熱心に取り組む施設もない。色覚異常は手術のような派手さがない地味な世界です。座高や寄生虫検査の廃止は妥当だと思います。

網膜症の医師を診察する

医師を診察することは嫌だ。近くの開業医の先生、昔の同級生緊張する。今日は休みですがある医師から夕方飛蚊症を見てほしいといわれています。先週は急病センターだった。今日は日曜日もっと休日を作らないといけない。つい先日はブログにも書きましたが医師の糖尿病網膜症の黄斑病変の相談でした。視力は1.0あるのに自信を無くしとられました。変視症や中心暗点も出現している。刑務所の壁の上を歩いているようなものです。この医師こそもっと休憩しないといけない。血糖手帳を見るとBG60から80の時がしばしばみられる。無症候性低血糖です。医師なのに低血糖に対する知識が少ない。HbA1Cが8ぐらいだそうです。黄斑浮腫に対して低血糖は致命的である。片眼は黄斑近傍に硬性白斑が瀰漫性に見られた。ランタスを20単位うっておられた。Rでもっと細かく調節すればよいのになあとおもった。心電図や採血ぐらい自分ですればよい。私なんか研修医の間心電図はすべて自分でとった。赤ちゃんの採血のすべて自分である。小さな赤ちゃんの採血や点滴に成功した時看護師さんがみんなわがごとのように喜んでくれた。本当にうれしかった。採血が下手なのは目が悪いからではない。血管を探るのは指です。変視症があっても指で血管を探るものである。