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低血糖を避ける

先日お越しになったDMの患者さん。SMBGの手帳を見せてくださった。60や80という値が結構ある。低血糖になったことありませんかとお尋ねすると2回くらいなりました。つまり無自覚の低血糖なんだ。本人さんはHbA1Cを7パーセントにコントロールする、しかし低血糖に自覚がない。かなり、神経障害も来ている。低血糖と認知症や心疾患も関連している。あなたとあなたの大切な人のためにKeep yourA1C below7パーセントというくまもと宣言を意外と皆さんご存知ないようです。SGLTには体重減少、HbA1Cの減少、血圧減少、尿酸減少などが期待される。体重減少は半年で頭打ちになるようです。尿酸値は先日遺伝子の関与がおおきいとの報告もあった。SGLT阻害薬にはeGFR45ml/1.73平方メートル以上という腎機能の縛りがある。眼科的には少しでも黄斑浮腫があれば低血糖はかなりのリスクである。黄斑浮腫が少しでもあると少しの血糖変動つまり低血糖で視力があっという間に0.1まで低下する。患者さんは内科の医師に褒められるつまりHbA1Cの変化だけに関心がある。HbA1Cはあくまで平均値ある。重篤な低血糖や腎性貧血がからむと低値に出ます。

スーグラなかなかです

Ⅱ型糖尿病治療薬のスーグラ錠を使用してそろそろHbA1cが出る時期です。そして頻尿とか脱水とかいろいろなことについて服用された患者さんお声が聞ける時期です。そして次なるくすりが発売される時期です。フォーシーガ錠です。フォーシーガ錠は世界初のSLGT阻害薬です。一日一回5mgです。10mgまで増量可能です。アプルウエイとどんどん新製品が登場する。おひとりは糖尿病でCRPSの方にも投与しており採血はあまりできません。スーグラ錠をDPP4阻害薬でHbA1cがさがらない人を対象に投与してみました。最高で一か月0.7下がりました。さがらない人は0.1でした。糖尿病の治療の目的は合併症の予防です。長い目で見ればカルシウム代謝つまり骨粗鬆症に影響を及ぼす人、心配な方もいます。血液中のNTXを測定し低値の方にボンビバをおすすめして処方しています。ボンビバは静脈注射による投与です。案外男性が低値を示します。頻尿ですが50歳代男性が今まで夜起きたことないのに排尿のため目覚めたらしい。まだまだ分からぬことだらけのSGLT阻害薬です。SGLT阻害薬は一年間は2週間に一回の通院が必要です。水分大目に取りましょう。