記事一覧

アデノウイルス

学校ではプールが盛んです。ここ10年アトピー性皮膚炎がなぜか減っています。プールがなくてもアデノウイルスは広がります。アデノウイルスの蔓延を防ぐには手洗いが一番大切です。流水で手洗いすることです。いったんりゅうこうするととまりアデノウイルスの感染をキットでみることができるようになり10年以上になります。キットは薬価が高い。診察費があがる。高いと叱られ痛いと叱られる。結膜の細胞を擦過してこすり取らねばならない。アデノウイルス感染症でキットが陽性になるのは70パーセントです。〇病センターでは眼科も耳鼻科も小児科もアデノウイルスのキットがおいてあります。アデノウイルスをどこでもらったかなかなかわかりません。ムシムシ暑い日が続きます。あーあしんどいという人も多いことでしょう。なんか疲れがたまっている。気を補う薬つまり人参と黄耆入っている漢方薬を服用して元気をもらおうとかカフェインでカラ元気をもらおうとか思います。季節変動で眼圧も血圧も低くなっています。アデノウイルスには特効薬がありません。つまり免疫を高めることはよいことです、そこに漢方薬の出番があります。栄養補給目的のビタミン剤の保険給付は禁じられています。

イソプロピルウノプロストン

イソプロピルウノプロストン点眼液は抗VEGF抗体に次ぐ期待とポテンシャルを秘めた薬です。イソプロピルウノプロストン点眼液はPG関連薬とされていましたが今は網膜色素変性症の薬となるポテンシャルを有するためPG関連薬から外れました。網膜色素変性症に対する漢方治療を求める患者さんは多い。しかし、まとまったEBMを有する者は漢方薬にはない。イソプロピルウノプロストン点眼液は本来緑内障の薬でしたがエンドセリンにより血管平滑筋を弛緩させ網脈絡膜循環改善作用を有することからまたアポトーシスを抑制することから視細胞保護効果があります。2相性試験で網膜中心感度の改善を認めた。第3相性試験が現在行われている。網膜色素変性症の期待の薬です。イソプロピルウノプロストンなら抗VEGF抗体と異なり眼科の医療費を圧迫することもないでしょう。イソプロピルウノプロストンは商品名がレスキュラです。現在のアステラス製薬昔の藤沢が販売していた薬です。ラタノプロストの出現とともに去ってゆきました。世界初の網膜色素変性症の点眼液が発売に至るでしょうか。