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抗凝固療法

抗凝固療法や抗血栓療法とは血液をサラサラにする治療法です。良いことばかりではありません、ICHを増やすリスクがあります。リスクファクターにはHT,喫煙、飲酒、東アジア人、低コレステロール血症、肝炎、LC,MⅰCROBLEEDs、抗血栓薬などが昔から指摘されています。日本はじめアジア民族は従来いっぱい使われてきたアスピリンの少量療法やワーファリンの治療で脳出血を起こしやすい、それも3から4倍となるとしたくないということになる。なぜアジア人は良く効きすぎるのかっははっきりしません。そこでとうじょうしたのがNOACです。NOVEL ORAL ANTICOAGULANTSの略語だそうです。さいきんではNOAKはNON VKA ORAL ANTICOAGULANTSの略でもあります。PTINRは1.6以下になると梗塞になる。70歳以上では1.6から2.6にコントロールすることになっている。PTINRは2から3にコントロールするとよいとされています。アスピリン少量やワーファリンは出血特に頭と消化器で大きな副作用を起こすことがあります。だから凝固因子のⅩに働く薬から今度はトロンビンに直接する薬までまもなく登場する予定です。日本人に合った薬が見つかるとよいと思いますが私自身は鼻血が出やすいのでビタミンKで凝固できるワーファリンぐらいしか使えないかもしれません。8月16日は診察です。今年はお盆いっぱい休んでしまった。着信履歴の多さにびっくりした。

VIRCHOWのTRIAD

VIRCHOWとつく医学の言葉が多い。ウイルヒョウと読むつまり英語ではありません。ウイルヒョウのリンパ節とかウイルヒョウロバン腔とかいろいろあります。VIRCHOWのTRIADは血管内の血栓形成過程の主要点を3つにまとめたものです。①血流にはずり力と血流低下があります。②血管壁には内皮細胞があります。③液成分には血小板粘着力、白血球粘着力、凝集力フィブリン血栓などからなるそうです。血栓療法には非心源性血栓特にラクナ、血圧コントロール、微小出血などが大切です。抗動脈硬化療法には平滑筋細胞増殖、内皮機能改善、HDLを高め中性脂肪を下げるなどがあり、抗血栓療法には抗血小板療法、血流改善、内皮機能改善があります。東アジア人は低量のアスピリンで抗血栓療法を行う戸REBLEEDINGを3から4倍引き起こすことが知られています。アスピリンはもともと柳の木のあるところ湿気たところでRA関節リウマチが多いことから発見され医学衷中参西録でも漢方薬として紹介されている。古くからあり薬価が安く多く使われてきました。凝固系のⅩ因子はBLOCKする薬が3剤出ている。さらにTHRONBINをBLOCKする薬も出る。モニターリング不要、食事制限不要で管理が容易CIの予防同等、ICHが激減、大出血同等とよいことばかりのようですが副作用をよほど減らさないと医療費を薬が挙げているのは間違いない。お盆というのにクリニックの留守番電話がいっぱい入っていた。働けばよかった、毎日20件もお電話いただいてました。来年からお盆にはたいてもいいかもしれません。あすは働きます、働くと暇なんですよね。