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五十肩から凍結肩

今日は8月16日、いよいよお盆休みも終わりました。さあ今日から診察再開です。お盆癒着性関節包炎は昔から五十肩として知られています。五十肩は江戸時代についた病名です。肩が痛い原因には瞼板断裂、石灰制腱炎、など色々な病気がある。五十肩は誰でも知っている用語です。時代が合わない病名が漢方薬にはいっぱいはついています。胃アトニー症という保険適応がある漢方薬は大変多いが胃アトニー症って何―という人が多いように思います、二朮湯の病名は五十肩です。五十肩は江戸時代につけられたものです。50歳で片が痛く上がらなくなりそのうち上がるようになると五十肩と診断されたと思います。整形外科では五十肩は一次性に肩の痛み、可動域制限が生じるものです。英語でFROZEN SHOULDERで訳は凍結肩です。保険診療の病名では五十肩、凍結肩はダメです、肩関節周囲炎しか認められていません。だから私のクリニックのレセコンも漢方薬の二朮湯は肩関節周囲炎と入力してありましたが職員が病名を治しました。高脂血症から脂質異常症への病名の変化も進みません。いまだに薬価収載時の病名となっています。いよいよお盆休みも終わりです。

アデイポカイン

アデポカインは脂肪細胞が作る。脂肪細胞は生物活性を有するアデイポカインを分泌する。肥大化された脂肪化細胞から悪玉のアデイポカイン例えばTNFα、FFA,IL6,MCP-1を大量に賛成する。そして肝臓や筋肉へインスリンの情報伝達を傷害する。そしてインスリン抵抗性を引き起こす。肥満細胞が肥大化すると善玉のアデイポネクチンの分泌が低下する。アデイポネクチンには抗動脈硬化作用、抗糖尿病作用がある。しかし、こんな難しいことがよくわかったものです。糖尿病学会誌によると糖尿病専門医の試験に過去3年の糖尿病学会氏の内容を試験に出題すると記載してある。一方アレルギー学会誌ではアレルギー専門医の合格率が高すぎるとの記載があった。各学会の専門医制度に対する考えが見え隠れする。糖尿病のように古くからある学会は無理に専門医を増やす必要がない。アレルギー学会のように横断的に診断できるアメリカ型の専門医を養成しなければならない処ではすそ野を広げないといけない。糖尿病もアレルギーも同じようにサイトカインプロフィールを研究しなければならない。お盆休みが終わったのにアレルギー学会専門医の更新の書類がなかなか完成しません。

糸状角膜炎

糸状角膜炎はとても痛みを伴う病気です。先日20代台の若い男性が両眼の糸状角膜炎でお越しになりました。とても目が痛くなる病気の代表です。糖尿病や膠原病などの基礎疾患はないそうです。そのあともうひとり十年以上通っているおばさんが目が痛いとお越しになりました。また糸状角膜炎です。緑内障・白内障や硝子体手術を繰り返しておられもう角膜も白く濁る水泡性角膜症です。診察は13日午前中までです。お盆は13日に午後と14日・15日が休みですが遠出はしないからお困りになったら自宅へお越しくださいとお話して帰っていただきました。糸状角膜炎は体が弱っているか頻回の手術で目が弱っている方に発症します。病気は急に襲ってきます。休みの時に限ってり患します。そういえばもう15年ぐらいかかっている方がお越しにならなくなった、理由は分からず職員と心配していた。たまたまクリニックの前を歩いていると御夫婦と出会った。休みの日に悪くなって急病センターに行って今は違うところに通院されているそうです。お元気そうでとりあえず良かった。まとまった休みとはそんなもんです。普段健康な方も病気します。あす8月16日は診療しています。この時期里帰りの方が多く来られカルテの表紙を作るのが大変です。目が痛い病気の一つが糸状角膜炎です。みんな暑さで疲れ切っています。漢方薬で気血を補いそして気を巡らせることが必要な世の中になっているみたいです。