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シダトレンが10月8日です

スギう花粉症の根本治療薬となるか?シダトレンが6月発売が一旦延期になったときの予定のようにというか予定通り10月解禁になります。昨日9月2日に薬価収載となり10月8日が処方出来る最初の日です。つまり来年の9月末迄は新薬の扱いで一回の受診で14日処方となります。根気がいる治療です。お若い方ほど厳しいと思います、14日処方で受診できる若い人はどれくらいおられるでしょうか?昨年の秋のアレルギー学会でのシダトレン講習会受講から11カ月たってやっと日常診療の場で使用できる運びとなりました。MAST33はわずかな血液でスギを含む33項目のアレルゲンを一度に検査できる優れものです。シダトレンによる治療開始にはまずはスギ花粉症であることが必要です。スギ花粉と診断することは何処まで要求されるのでしょうか?皮膚テストか採血のいずれかが要求されます。診断をしっかりつけることが求められます。さらに良い治療があると思えば他の治療方法を進めることになります。最初の2週間は薬の量が微妙に変わります。誤服薬に注意ください。

ハンノキアレルギー

4から5月に私のところではハンノキ科のアレルギーの季節です。シラカバの仲間のハンノキですがシラカバといえば北海道ですがハンノキは何処にでもある。六甲山系ではオオヤシャブシというシラカバの仲間が植林させれています。ハンノキが問題なのはOASやラテックスフルーツアレルギーの問題を含むからです。OSAはキウイなどのトロピカルフルーツを食べると口の周りが赤くなります。うちの子供はハンノキ陽性でかつ点滴をするとラテックスフリーのものを使っても息が苦しくなるラテックスアレルギーを有しています。ラテックスはゴムです。ゴムとトロピカルフルーツは近い関係にあります。歯科で働く方もラテックスフルーツアレルギーでくるしむ方が多い。ゴム手袋を着用することが原因です、シラカバの仲間がラテックスフルーツアレルギーに大いに関与しています。10月8日発売のスギ花粉症のシダトレンのように根治を目指す薬がない、しかし、医科の手術室とか歯科のようにゴム手袋をはく医療従事者は危険です。ハンノキやシラカバとラテックスは交差抗原となります。

シダトレンの処方は14日分ですよ

12歳以上のスギ花粉症治療薬がシダトレンです。当面は14日分しかシダトレンという薬は出ません。最初はシダトレン服用後院内で30分の経過観察が必要となります。春には薬価が安いと折り合わなかったがスギ花粉症の舌下免疫療法のお薬のシダトレンがいよいよ薬価収載されました。医療機関に利益を生むものではないのであまり多くの医療機関で処方されないようです。後には塩野義製薬と鳥居薬品二社が治験中のHDアレルギーの舌下免疫療法がある。あとに控えている。シダトレンを2週間に一度つまり二週間ごとに取りに私のクリニックへ本人が通える人はどれくらいいるのでしょう。平素から無診療投薬は堅く断ってます。シダトレンの講習会で演者のおひとりがこう言った薬は永遠に2週間に一度の通院を義務付けたらよいのにとおっしゃってました、臨床治験において、その心は治療を継続できる人は2週間ごとに通えた人でることが臨床治験の結果からわかっているようです。一年続けてもSCITで痛みを辛抱して一年続けても効果を感じなかった例もある。SLITを10月に始めたら来シーズンのスギ花粉飛散に間に合うという声も聞く。SLITはSCITに比べて効かないという意見もある。13時22分鳥薬品からシダトレンの一斉メールが入りました。