口が渇くざらざらするという患者さんの治療にに苦労している。口が渇くには2つある、たくさん飲みたい口渇と多くは飲みたくない口乾です。虚と実の違いがあります。がぶがぶ飲むのは実、口は乾くが飲まないのは虚です。いろいろ考えてみたがそしていろいろ方剤を変更してみたがむずかしい。口がざらざらするようです。便通は改善しておられるようです。私のところへ来られる前はせんじ薬でどちらかといえば暖める方剤を服用されていたようです。今便通がよくなったのも暖める方剤だそうです。加東市や宍粟市からわざわざ診療にお越しいただくのはありがたいが続きません。エキス顆粒なら番号さえわかれば近隣で同じ処方してもらえばよいということかな。お越しになって開口一番遠いですね。因人せい宜・因地正宜因時せい宜と申します。少なくとも季節変われば処方は変わります。口渇に対して肝と腎の煎じ薬が使用されていました。ともに温める薬です。そこで私は石膏を含む薬で胃熱をとることを考えたが舌診で淡白でした。やっぱりうまくいかなかった。そこで気の巡りを改善することを考え新しい処方にしました。腎の気化作用を期待してせんじ薬で温めてだめだった方です、難しい。