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癌の漢方治療

癌に対する漢方治療について質問されました。安い漢方エキス製剤で元気になることはよいことです。癌に気血を補うと一度は元気になる。だが、癌に人参養栄湯や十全大補湯を投与したことがない、なぜか?気血双補で補うだけの漢方治療だけではだれでもできるエキス剤がインスタントラーメンみたいだからではありません。患者さんが元気になることはよいことですが癌細胞も元気になってしまうと思いませんか?親戚から頼まれあるいは頼られキノコのメシマコブをお世話したことがあった。どれだけ効いたかはわからないがそれなりに長生きされました。藁をもすがる思いで頼まれたので上がりすくよりも安くお世話できるメシマコブを選択しました。割安でお世話できたが実際のところは分からない。こういうキノコは安ければ売れません。月に2万円とか一定の値段がしないと売れません。自分自身が癌になったらそのまま静かに息を引き取りたい。近藤誠先生と同じでがんと闘う気持ちはありません。数少ない経験ですが私が放射線科医から眼科医になった一つの理由はLINIACによる食道がんの腔内照射の患者さんの最期をみとったことが大きい。RALSで食道に穴が開く、何とかしてあげたいと必死に照射した結果だと思います。私が癌になったら訪問看護かな。ホスピスかな。最期を迎える日まで診療出来たらよいなあと思います。癌の漢方治療ができるとすると瘀欠を改善するとか瀉法が必要みたいです。