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第一回総合アレルギー講習会

クリスマスムードで学会が行われないこの時期にあす12月20から21日にかけて第一回総合アレルギー講習会です。実習は早々締め切りだった、講演は1500人参加可能とのことで何とか参加できます。学会ではないからテキストがパワーポイントになっています。世間はクリスマスムードで宿泊費も高い、専門医制度全体が大きく変わることがきまっています。つまり学会認定から第三者機関の認定になります。私はアレルギー学会専門医です。眼科専門医を有するアレルギー学会専門医は全国で20人くらいです。私がアレルギ学会専門医になったころには10人だった。増えましたが又減るかもしれません、今年から秋のアレルギー学会がなくなり一回総合アレルギー講習会がパシフィコ横浜で開催されるそうです12月20日から21日までです。シダトレンの舌下免疫療法の講習会もあります。この講習会はアレルギー専門医は5年の間に必ず参加しないといけないそうです。アレルギー講習会は今後5年間はパシフィコ横浜で行われるそうです。つまりパシフィコ横浜を会場として抑えているそうです。更にははじめてアレルギー協会によるアレルギー学会の専門医更新の単位が付与されるインターネット講演会が行われました。アレルギー学会も内科・皮膚科・耳鼻科・基礎や眼科などの専門医を持つ者の集団です。皮膚科でアトピー診るのは当たり前それをわざわざアレルギー学会に入りアレルギー学会認定専門医更新するのは大変です。喘息と呼吸器学会というのも同じです。小児科とアレルギーも同じです。しかし呼吸器専門でも肺がん専門と喘息専門がいます。小児科でもアレルギー専門と感染症専門がいます。眼科でも手術が得意である得意で内によって大きく変わります。面倒です。アレルギー科と看板を上げる医師がアレルギー専門医ではないことが先日問題となっていました。横浜で眼科手術学会が行われたとき雪だった。あすも寒いんでしょうね。

スギ花粉の初期療法と鼻アレルギーガイドライン

スギ花粉症の初期療法は鼻アレルギーガイドラインでみると次第に変わってきている事が分かる。そもそも初期療法という言葉はなかった。1993年の鼻アレルギーガイドラインでは飛散前1から2週間で処方開始する。季節前投与と言ってました。2002年のガイドラインでは早期に治療を始めるとの記載になった。2005年のガイドラインではケミカルメデイエータ―遊離抑制剤や第二世代抗アレルギー薬を花粉飛散とともにまたは症状が少しでも出たら開始する。2013年LTRAや第二世代抗アレルギー薬は予測日か少し症状があらわれた日に内服開始する、さらには症状が少し出てからでも予防できる。薬物治療がどんどん進歩している。特にナゾネックス点鼻液が発売されたときの感動が忘れられません。一年後昨年もらった薬の名前を知りたいという電話が数多くあった。アアラミスト、エリザス、ナゾネックス点鼻薬をいかに使うかを含めて薬物治療は進化した。だから14日前から投与する必要はないというのが今の考えです。第二世代抗アレルギー薬の出現で楽になるはずの花粉治療は楽にはなっていません。それはスギの木の生長という逆風が大きいと考えます。いまもアレルギー性結膜炎ガイドラインは花粉飛散まで14日前から投薬を開始する.本当によい新薬が出ているなら無駄?スギ花粉症の舌下免疫療法シダトレンも目の症状には弱いそうです。鼻の方に良く効くと講演会で聞きました。