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漢方の現状

「漢方の現状」というタイトルで投稿原稿が書かれていました。厳しい批判文でした。書かれている中味は漢方薬の勉強会に参加なさった時の講師の質の低さについてです。この医師にとっては流派というのが大切だそうです、ご自身は中島先生や松本先生の流派で弟子入りを許され詳細については門外不出と記載されています。早速、検索したところご夫婦で開業されているそうです。医師の80から90パーセントが漢方薬を用いる時代です。弟子入りせずにあるいはできずに漢方薬を処方している医師がほとんどだと思います。私も診察を県がさせていただいた漢方医はおひとりだけです。製薬会社から得た知識で漢方を勉強したつもりの講師がいることに対して怒っておられるとの記事が記載されていました。どこまでが弟子でどこからが弟子ではないかというのはファジーです。流派は崩れつつあると思います、そこへ多くの医師や薬剤師から共感を受けてモダン・カンポウや系統中医学の講演会に多くの医師や薬剤師が休日参加すのだと思います。医師会の会報に乗るような内容ではないと思いますが採択されて掲載されている。漢方薬と西洋役を一人の医師が処方できるは日本だけなのだから良いではありませんか?今は医学部の授業で漢方薬の講義があるのだから。轍鮒が入った患者さんが明石から姫路に向かっている層で私はお待ちしております。木曜日は何かとある。

ドパミン

イノバン4Aと5パーセントブドウ糖250mlを昔研修医の時救急救命センターでよく用いた。血圧が下がり尿がでなくなったとき頻用されていました。よくわからないが5から15滴で調節していた。15滴を超えると頻脈になる。しかし利尿効果を期待して5滴ぐらいを用いることがあった。もう時効だと思います、頼まれてスポットで入った病院でカコージンという薬が重症の多くの患者さんに使われていました。これもドーパミン製剤でした。なんと精密微量点滴ではないのです。一時間に5滴から10滴落とすようにされていました。小児用輸液セットをつないで精密微量点滴です。今はそんな面倒なことをしなくてもドパミンという存在がある。イノバンやドブトレックスは延命治療として終末期医療にも用いられるようになっているようです。療養型病棟で患者さんを看取るときあっけなくなくなるより少しでも生きてほしいと思えばドーパミン製剤を用いるようです。そんな時イノバンやドブトレックスを用いなくてもバッグとかビギといった溶解された製剤になっているのがドパミンです。