学校医実務研修会の兵庫県眼科医会理事の藤沢先生と日本眼科医会理事である柏井真理子先生の色覚異常の話はとても画期的というか大盛況でした。平成14年の法改正で同意書を取り色覚検査を行うようになった。眼科医も養護教諭も忘れかけている世界です。姫路では当然のように廃止された.夢前町は姫路から眼科医が検診に行っていましたが、最初は学校のご厚意で色覚検査がなされていました、しかし、いつの間にか廃止されていました。7月の日本眼科医会の生涯教育神戸講座は学校保健がテーマです。その中で色覚異常の話があるそうです。先天色覚異常は人の人生を変える。人権問題である。今や小学校6年生が学校でカンニングをする時代だそうです。内申書が大きくものをいう中学生ならいざ知らず。不登校児童が多くなり、学校検診を受けていない人も多いのではなかろうか?本当は学校検診を休むと個別で受診しなければならない。私が学校医をしている学校で1校だけであるが後日養護教諭や家人が私のクリニックまで遠いところ受診していただく学校がある。これが本来の姿です。もちろん無料ですというよりも学校医として当然の責務です。久しぶりに色覚検査をするとなると学校医だけでなく現場ではだれが施行するかという問題が生じる。そして伝え方です、昨年私立の学校の生徒さんが一人学校から連絡があったと受診された男の子であったのでご兄弟も発見できました。職業選択に影響する。日本人女性でも500人に一人いる。日本人男性では20人に1人とかなりおられる。